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2014年10月14日火曜日

Dirty Loops – Hit Me (2013)



上手いです。


Dirty Loops – Hit Me (2013)

Album: Loopified
Released: Aug 19, 2014 (US)
℗ 2014 The Verve Music Group,
a Division of UMG Recordings, Inc.


この人達、しばらく前にBabymetalの神バンドのベーシスト・Bohさんのツイッターで紹介されていたのを見たのが最初(だったと思う)。上手いもんだなと気になっていたのですが何故かそのまんまになってました。そしたら先週の金曜のNHK「あさイチ」に出てきたのでびっくり。日本はこういうのがメディアに載るのが本当に早い。

スウェーデンのバンドだそうです。いくつぐらいなんでしょう。上手いです。馬鹿テクですね。問答無用。ボーカルは顔もエロくて可愛い。

さてますます気になったのでリサーチ。やっぱり上手いですね。公式の動画チャンネルでいろんな有名人の曲のカバーをしてますが、まーイヤミなくらい上手いです。参ったねこりゃ…。

3人ともスウェーデン王立音楽アカデミーで学んだそうでバリバリのエリートです。いろんなカバー曲をYoutubeに載せていたのが米の有名プロデュサー、デイヴィッド・フォスターの目にとまり口説き落とされて音楽レーベル・ヴァーヴと契約。ファーストアルバム『Loopified』は今年の春頃にリリース…というのを今知った。

上手けりゃ売れるのか…?それはわかりません。ちょっと上手すぎますね。音はジャズ/フュージョンですもん。ポップスとは言い難いしご本人達も単なるポップスはまさかやりたくないだろう。…と思ったら今年モントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演したんですね。やっぱりそっち系なのか。

フュージョン好きにはたまらない音。私はギターも欲しいな。勝負はオリジナルの曲がどれぐらい素晴らしいか、適度にキャッチーかでしょう。上手すぎても退屈なバンドは結構いる。アルバムを聴いてみないとなんとも言えない。まだ聴いてない。

この曲はいい。しかし上手いよなぁ。


ここのところちょっとEDM関連のパワーが落ちてきてるんじゃないか…と正直感じてて、もしかしたらだんだん皆また生の楽器の音が懐かしくなってきてるんじゃないかという気もしてる。なんとなく直感だけど…。もう打ち込みの音楽の時代は終わったんじゃないかと思う。そろそろ皆飽きてきたんじゃないか。EDMはこれからもダンスミュージックのジャンルとして残ることは間違いないだろうけど、一時期のようにDavid Guettaさんの曲がチャートを埋め尽くすようなことはもう終わったんじゃないかと思う。

そんな空気の中で、今年海外でBabymetalちゃんがウケたのも偶然ではないような気がするし、先日紹介したEverything Everythingみたいな面白い人達も出てきてるし、世の中の流れは徐々に変わってきてるんじゃないのかな。そんな中でこういう上手い人達が出てきたのも面白い。

ところでこのバンドのベースは随分ファンキーに6弦を弾きますね。上手いもんだな。影響を受けたミュージシャンがレッチリのフリーとかマーカス・ミラーなんてブイブイ言わせるファンキー系の人達なのに6弦を弾くっていうのが面白い。

Dirty Loops - Just Dance(Lady GaGa Cover )



6弦ベースってあまり好きじゃなかったんですよ。よく知らないんだけど、4弦に比べると6弦はあまりファンキーな音が出来ないのかと思ってました。上記のフリーやマーカス・ミラーなんかが弦をベチベチ叩くような弾き方。ラリー・グラハムとかああいう系の音。桜井哲夫さんも4弦の時の方がファンキーに弾く(と思う)。6弦はネックが大きいので難しいのかと思ってた。

このバンドのカバー曲のビデオを見てたら(↑)、このベースは6弦でもかなり下品な(←もちろんいい意味で)音を出してるんですごいなと思う。

なんだかウダウダと長くなった。もうちょっとオリジナル曲を探して聴いてみよう…。