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2014年3月17日月曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第11回「命がけの宴」



今回は竹中秀吉の回です。秀吉が初めて毒を吐いた。\(^o^)/ヤッターッ! 柴田勝家さんとの喧嘩です。やっぱりさ、60歳ぐらいのおじさんて怒ると迫力あるよなぁ…。声と顔の迫力がすごいんですわ。それまでなんとなくぼんやりと見てたんだけど、秀吉が怒鳴り始めたらTVに釘付け。57歳のおっさんの迫力にはね、半沢直樹が10人やってきて怒鳴り散らしてもかなわないと思うわ(笑)。ステキ

というわけで今週は『秀吉・第二部』という感じでした。竹中さんというのは本当に不思議な俳優さんだと思います。この人が出てくるとブルドーザーのように周りのものを全てなぎ倒してもっていってしまう。脚本家がどんなに臭い台詞を書いても彼の顔芸の迫力で押し倒してしまう。それもありか…と納得できる。他の配役でそれほどすごいと思ったことはないけれど、彼の秀吉は本当に素晴らしい。

1996年の『秀吉』の時より20年近く経っているので、俳優さんの迫力も倍増。ジジイなんてとんでもない。前の『秀吉』の時よりもパワーアップしてます。これは今後の黒秀吉が超楽しみになってきた。なんていうかな…竹中さんが騒ごうが怒鳴ろうが泣こうが喚こうが『秀吉』なら何をやってもOK。騒げば騒ぐほどますます凄いと思ってしまう。このお方の表情の豊かさには本当に目が釘付けになる。これがこの俳優さんのカリスマのパワーなんでしょう。すごいな…。面白いです。


官兵衛君も一生懸命なのね。今回ちと怒鳴りすぎな気もしましたがそれもいいでしょう。岡田さんも他の迫力のある俳優さん達に囲まれて、いろいろと演技のスタイルを試されているのではないかと思う。だって秀吉があんなに怒鳴ってるのに、いつものようにボソボソと呟いていたらきっと埋もれてしまう。今週も竹中さん、陣内さん、鶴ちゃんなどのベテランの俳優さん達と共に、若い俳優さんたちも女優さんたちも皆ゴリゴリに押せ押せの演技をしてますからね。みんなアクが強い。だんだん半沢直樹みたいになってきたら面白いと思う。

脚本は丁寧ではないです。だけどもし俳優さん達が高いテンションで全部を持ち上げていったら、いい娯楽作品になるんじゃないかな…。


●というわけで、今週も簡単に良かった点から

・木津川の合戦のビジュアルがステキ。ああいうCGは燃える。ちょっと短くて残念。戦国時代の海戦なんてあまり見たことないもの。もっと見たい。
・ノブ様「それぐらいで揺らぐような味方など毛利ともども滅ぼすまで。」ちょっとカコイイ
・竹中半兵衛君は今回もイジワルキャラがいい。冷たいのぉ~。
・一瞬、官兵衛君がグダグダ言い始めた光さんを怒鳴りつけたのはすっとした+30点。その直後に謝ったので…20点減点。謝らなくてもよい。
・陣内さんの宇喜多さんの顔がこわいぃ~。目はカラコンなのかしら。なんだか怖い。
・善助君は相変わらずカワイイ。この人はこのドラマのオアシスでいいと思う。
・荒木ちゃんはいつもステキ大好きです。大雑把な人っぽいのに知的に見えるのは俳優さんの技でしょう。宗教関連の敵が大変だそうです。
・黒田のパパ(柴田さん)が焦る官兵衛君を叱った「しっかりせぇ!」がよかった。
・秀吉と柴田勝家の喧嘩。秀吉が毒を吐く。怒る秀吉最高。ところで秀吉の台詞によると、このドラマの第1回からもう20年も経ったことになるらしい。ええぇー?
・宴会の秀吉の赤ら顔。
・そして秀吉のぶっちぎれ演技!顔芸すげー。(いやこれが今回の一番!)圧倒される。
・ノブ様「今度バカ騒ぎする時はわしも呼べ(^o^)カワイイ 江口さんは人がよさそうに見えてしまうのが信長として問題なんでしょう。でも慣れてきた。
・最後にみんなで\(^o^)/ヤッターッ!!でめでたしめでたし。


そして今週のダメだし

・光さんの官兵衛君への文句。目先の事だけで文句を言いすぎ。しゃべりすぎ。
・荒木ちゃんちのだしさんは、アニメ声なので喋らないほうがいい。
・右近さんの首の傷はな~に?
・濃姫はいらない。ノブちゃんもイチイチ自分の考えを女に話す必要なし。ノブちゃんに女はいらないの。小姓を出せ!奥さんとばかり話しているから信長に迫力が無くなるんですよ。
・おねさんは相変わらず下品。自己主張しすぎ。でも最後に涙ぐんだところは可愛かった。
・官兵衛君、宴会の席で上司の秀吉さんをあんな剣幕で怒鳴りつけるのはいかんと思うよ。少しは空気を読みなさいね、あれは失礼…。でも今の官兵衛君は可愛い熱血キャラ設定なので許されてましたね。

というわけで、今週の見所は宇喜多さんの顔