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2014年2月21日金曜日

ソチ五輪:ジョニー・ウィアーさんの真央ちゃんへのコメント



こちらアメリカでもフィギュアスケートの人気は高いらしく、NBCネットワークのケーブルチャンネルでは、女子フリーの全てを放送しておりました。

コメンテーターは2010年バンクーバーオリンピックで6位だったジョニー・ウィアー/Johnny Weirさん。お化粧もバッチリ決まってます。このお方は口調は優しいんですが、内容はかなりはっきりとキツイことをおっしゃる。だから面白い。

もう一人はタラ・リピンスキー/Tara Lipinskiさん1998年長野オリンピック女子シングル金メダリストです。

このお二人と、もう一人(分からなかったです…ごめんなさい)が3人で演技の解説をしてました。(私も大変感動した)真央ちゃんのフリープログラムの演技の後の3人のコメントをここに訳したいと思います。真央ちゃんの演技中は3人とも無言でした。たぶん3人とも圧倒されたんだろうと思います。


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---真央ちゃんが演技を終えて…


…(昨日からいろいろあったが)…and there won't be a more determined, gutsy, impressive effort the rest of the night.(これほど意志の強い、ど根性の、とてつもない奮闘を見ることは今夜はもうないだろう)

タラ・リピンスキー: That's the way you go out.  That was incredible.  The only thing that's running through my head right now, though, is what happens..., what would have happened if she wasn't  sitting in 16th place and she skated a program like that?  Just because she's in 16th doesn't negate the fact that she's still one of the best skaters in the world.(こうでなくちゃね! ほんとにすごいわ。今私の頭の中にあるのは …、もし彼女が(ショートで)16位じゃなくて、こんな風にプログラムを滑ってたらどうなってたかしら?16位だからといって彼女が世界で最高のスケーター達の一人だって事実は否定できないわ)

---それまで無言だったジョニー・ウィアーさんがコメントを求められて

ジョニー・ウィアー: It's bravado.  It's...it's...it's excellence.  It's athletic excellence at its highest.  It's mental strength, it's ability, it's heroism, it's all of those things.  That performance..., I don't care what happens the rest of the night, it will be...one that I'll remember for years.(すんごい勇気…、これは…これは…もう最高。競技として優秀で最上。精神的な強さ、才能、英雄的…そんなの全てを含めて。あんなパフォーマンス…これから今夜何が起こったってもうどうでもいい。これ…これこそが僕がこれから何年間も忘れないことになると思う

Absolutely(そのとおり)

ジョニー・ウィアー: And she created so many of those, and she just such..., if Yuna is the queen, then...Mao is the vice-queen.  She's just exquisite.(それに、そんなことをこの娘は何度もやったんだ…彼女はほんとに……、もしユナが女王なら、真央は次の女王だね。彼女は素晴らしく美しいんだ。)

ジョニー・ウィアー:...(演技の内容の解説をして)......., but still just to get through this performance the way she did, it doesn't matter who calls what or what judge says that it was under-rotated versus not, it was the moment.  This is why we love to watch figure skating.(だけどね、彼女がこういう風にこの演技をやりとげた事を思えば、もう誰が何と言おうと、どんなに審判が…十分回ったか回らなかったか…なんて言ったとしてもどうでもいいよね、これが一番の(最高の)瞬間なんだ。これこそが、僕達がどうしてフィギュアスケートを愛するかの理由そのものなんだ。

タラ・リピンスキー:  ....it doesn't matter at this point everyone will remember this Olympics for Mao Asada, she may not win, or get on the podium, but they'll remember the disastrous short program and then this triumphant free skate.(もうこの時点では、彼女が勝つとか表彰台に上るとかどうでもいいのよ。このオリンピックでの皆の浅田真央さんの記憶は、彼女が最悪のショートプログラムから、フリーでこの最高の勝利を勝ち取ったことだわ。)

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粗い訳なので多少間違ってるかもしれませんが、だいたいこんな感じだろうと思います。

3人とも、真央ちゃんが今回、あの16位のショートから見事に立ち直り、最高のフリーの演技で高得点を出したことをすごいすごい…すごい精神力だ…と褒め称えているのが印象的です。

ジョニーさんは最初、完全に言葉を失ってます。そして真央ちゃんの演技に対し「これこそがなぜ僕たちがフィギュアスケートを愛するのかの理由だ」とまで言っている。選手を経験した人だからこそ実感できるフィギュアスケートの魔法の瞬間なんでしょう。

真央ちゃんすごいですね。