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2014年1月6日月曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第1回「生き残りの掟」



うむむ…これは…脚本が弱いかも。

いや…まだわからんけど。
 
この第1回を見る前に、NHKさんの番宣なども見たんですけど、役者さんの意気込みは期待できそうなんですよね。まず主演の岡田准一さんは大の歴史好きだそうです。これは期待できる。
 
いい歴史ドラマをやるには、役者さんにある程度の知識や知性が必要。過去の大河ドラマで、明らかに歴史に興味のないアイドルまがいの女優さんが、自分の演じる人物にたいしてトンチンカンなことを言っていたのを見てびっくりした事があるのですが、案の定、彼女の役作りはまったくだめでした。アホは演技に出ます。歴史に無知な役者さんに歴史上の人物をやらせてはいけない。特に若い女性はひどい人が多い。
 
それを考えれば、今回の岡田さんは期待できます。インタビューでも官兵衛のことにお詳しくて、そんな彼の知識は演技に活かされるだろうと思う。武芸をやったり乗馬をやったりもされるそうで楽しみ。
 
それに岡田さんは濃くていい 睨み付けると目がいい。今までは2030代前半で可愛かったのかもしれないけど、彼はおそらく4050代のオヤジになると素晴らしくいい顔になるはず。こういう男っぽい顔は時代劇にはいいですよ。初めて見る人なので楽しみ。
 
 
それからこのドラマ、何が目玉って…竹中秀吉でしょう! ワタクシ竹中直人さんの18年前の大河ドラマ『秀吉』のファンです。このブログにも過去に感想を書いた。あのドラマは竹中さんだけというよりも他の人物達の配役が素晴らしかったというのが大きいのですが、ともかくあのドラマは本能寺の変までは傑作だったと思う。面白かった。あの秀吉が帰ってきたかと思うとそりゃー期待せずにはいられない。
 
今回も一瞬出てきたけど、竹中さん18年前から全然変わってなくてびっくりした。ええーお若いなぁ…体形も全く同じ? …さて18年前の『秀吉』は、本能寺の変を境に失速してしまい、後半はなんとなくバラバラなエピソードが並べられた感じだったので、もし今年の大河で本能寺の変の後の秀吉の話をじっくりとやってくれるのであれば、もうそれだけで大興奮!白髪が増えるにつれどんどん黒くなる老いた秀吉の後半の人生を描いて、竹中秀吉の完結編を見せてくれたらそれだけで完走できる!…と、ちょっと期待してます。
 
 
さて、そんな期待はともかく、今回の第1回はどうだったのか…?
 
ちとあやしい…まだわかんない。初回なのに盛り上がりに欠けましたね。なんというか…所々でここ数年の残念大河作品を髣髴させるノリや印象が感じられたのはチト不安。それが演出なのか脚本なのか配役なのかはまだよく判らない。脚本はちょっと不自然な言い回しや流れが気になった。
 
今回を見てあれっと思ったのは、『平清盛』の漫画っぽい演出に『天地人』のファンタジーな感じ、それに予告や番宣で感じた(奥さんとの)甘い恋愛話? 戦国時代なのに「命を大切に」なんてどうよ? 小田原城へ一人で交渉に出向いたら、散々矢を射掛けられて一つも当たらないなんてどうなの? 冒頭に意味も無く幼女を殺すのもいかんだろ…。演出のノリがあやしい。ちょっと不安。
 
しかしまだ分かりませんね。戦闘シーンは野外ロケでお金をかけているしいいと思う。竹中秀吉の健闘を祈る。本格男大河希望。
 
…と思ったら来週はいきなり「忘れえぬ初恋」うわぁ…。
 
…似顔絵はドラマへの愛の表現なので様子が落ち着くまで描けません。