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2013年10月24日木曜日

Perfume:NHK「MJ presents Perfume×Technology 」



しばらく前に見ましたよ~。相変わらずPerfumeさんは素晴らしい素晴らしい素晴らしい。

Spending All My Time」「1 mm」「My Color」のパフォーマンスも素晴らしい素晴らしい。生歌歌ってるのね最後。ちょっとびっくりしたけどいいですね。バリバリのステージセットとレーザーダンスショーの時は口パクにして、数曲生で歌えばメリハリも付いていい。メッセージソングだしね。生歌演出はかなりよかったですよね。

ダンスももちろん素晴らしい。いつものPerfume様です。


さて肝心の真鍋さんとライゾマティクスさん。今までの彼らのPerfumeとのかかわりをまとめて見れたのは良かったです。ライゾマさんがPerfumeに(ポップスターと最先端技術という)世界でも他に類を見ない付加価値をつけているのは事実。普通だったらなかなか実現できることではないと思う。例えばグロバサイトのファンを取り込んだメディアアートなんて面白いですよね。こういうことが出来るのもPerfumeの力と運の強さだとつくづく思う。

しかし以前から思ってたんだけど、ライゾマさんの仕事って技術やアイデアはすごいんだけど、絵=ビジュアルとしてはちょっと弱い気がする。「見映え」としての視覚デザインのアイデアが技術に追いついていないんじゃないか。イメージに三角や四角、丸の幾何学模様ばかりを繰り返し多用してるのもつまらない。

JPNスペシャル」の映像も、カンヌの「Spending All My Time」のバックのスクリーンのイメージもほとんど幾何学模様が踊るだけ…面白くないですね。…特に「JPNスペシャル」に関しては暗い衣装の色やプロジェクションマッピングの画像が喧嘩して彼女達が殆ど見えてなかった。ダンスはすごいのにもったいない。

Perfumeならローテックでももっとすごい映像の演出ができると思う。Perfumeはあんなに踊れる綺麗な人達なんだもの。例えばビヨンセの映像の使い方なんかはやっぱりアイデアが練られてて見映えがすごいです。

ライゾマさんの仕事では、ちょっと彼女達のビジュアルの良さがもったいない使い方になっちゃってる。もちろん演出の意図次第なんですが(一番見映えが良かったのは去年の「紅白」。あと3Dのホログラフィックもすごかった)、全体的にもうちょっとPerfumeさん達のゴージャスで生々しい映像を使ってもいいんじゃないかなー…と思いました。

さてドーム公演はどうなるか…。