CONTENTS

2012年8月2日木曜日

海外在住=オリンピックの哀しみ



TVがですね、日本の選手を映してくれないんです。それだけです。

昔イギリスにいた時もそう。今のアメリカもそう。当たり前のことだけど、それぞれの国の選手がやっぱり一番なわけです。だから今回のオリンピックもアメリカ人の選手ばっかり、それからアメリカ人の強い競技ばっかり見せられる。ああぁぁ…。


私の好きなのは体操。日本は強いじゃないですか。団体も銀だし、今日のオールラウンドの内村君もだし(おめでとーさすがに今日はよく映っていた)。もっと見たいですよ。だけど見せられるのは、アメリカ人の選手ばかり。まあそれはしょうがないけど。体操の団体予選なんて、アメリカのチームだけを見せて、スゲースゲーって持ち上げて、日本の内村君のミスした鉄棒だけ見せて喜んでるんだもの。まいったわ。でも日本は銀だけど…。ほほほ。もう少しカワイイ加藤君が見たかったわ…。

水泳もそう。松田君200mバタフライで、銅メダルだったじゃないですか。すごいですよ。日本のTVなら、金、銀、銅と全員を称えて紹介するだろうに、ここではそんなの一切無い。フェルプスフェルプスばっかり言ってる。何かの表彰式なんて、アメリカの国旗と1位のアメリカ人の選手の顔だけを映して、2位と3位は完全に無視。ほんとにあきれる。


でももっとイヤなのは、この国、何から何まで商業主義なもんだから、オリンピックでさえ民放のNBC。だからアメリカの選手をちょこっと見せると、すーぐにCMにいっちゃう。そのコマーシャルのほとんどがアメリカ人の選手のイメージビデオばかりなんで、実際の競技や試合を中断してそんなのばかりを見せられるとほんとに頭にくる。

それにアメリカっていう国は、こういうときこそ待ってましたとばかりに国粋主義になっちゃって、なんかっていうとチームアメリカ、チームアメリカばっかり言ってて自分の国の選手にしか興味がない。試合中にアメリカの選手を見せるのは当然だけど、その上にアメリカの選手たちのドキュメンタリーだとか、イメージビデオばっかり何度も同じものを流してる。だから、他の国の選手がTVに映ることなんて殆ど無い。なんなんだそれは。これ国際的なスポーツの祭典じゃないの?

スポーツの祭典っていっても、アメリカにとっては、アメリカのヒーローを称える機会でしかないわけです。金(ゴールド)を取るような外国のすごい選手の演技を見るより、アメリカの「オラが村のヒーロー」が仲間と抱き合って泣いてるのが見たいんですね。あームカつく。あほかと思う。


CMが無かった分、イギリスのBBCのほうがまだまし。BBCはね、日本の体操の選手もよく見せてくれたわ。ほんっとにアメリカなんて、自分達さえ良ければええのよ。もう呆れて物も言えない。実は旦那Aもあきれている。昔はもっとひどかったらしい。

今度のオリンピックは日本に帰ろうかなと真剣に思う。