能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年9月12日火曜日

LIVE★Al Di Meola・Elegant Gypsy 40th Anniversary Tour/アル・ディ・メオラLive!! -9 Sep 2017





 
70年代の伝説のギタリストを見に行ってきた!やっほー。

実はここのところ忙しくて公演の1日前まで知らなかった。たまたま友人が教えてくれて今回のライブの事を知る。感謝してます…ありがとう😊

というわけで伝説のお方である。実はよく知らない。70年代からとにかく有名で、一緒に共演なさった方々も超有名。Return to Foreverのチック・コリア、スタンリー・クラーク、The Guitar Trioのジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシア…。もう25年以上も前に、ギターを弾く会社の同僚にReturn to Foreverの「Romantic Warrior」を聴けとか、The Guitar Trioを聴くべしと言われていたのに、なんとなく聴かないままで時間が過ぎていた。

でも有名なお方よ。見なくちゃ。伝説ですもの。

当日の午後に動画サイトで予習。近年アルさんがどんなライブをなさっているのかも全く知らない。だから一番売れたやつを聴いておこうかな。Wikipediaで調べて70年代後期に売れたElegant GypsyCasinoを動画サイトで聴く。…おっと速いね。結構ロック寄りだわね。プログレかな?嫌いじゃないかも。しかし複雑すぎて1度で曲を覚えるのは不可能。12曲リズムだけは覚えたけど…まぁこのくらいでいいか。


★第1回目・午後6時半

夕方、会場にたどりつく。旦那Aがうっかり安いほうのチケットを買ったらしい。かなり遠い。ぇえーちょっと遠いけど…まあいいか…よく知らないしね。遠くから拝もう。

さて開演です。あの方がアル様?えっなんかお若いわね。チック先生と同世代じゃないの?曲が始まる。いきなりプログレ。高速のリフ。キメキメです。高速のバイオリンはU.K.のようだわ。ドラムは見えないけれど音は聴こえる。ステージ前面の向こう側に動きの大きなパーカッション。フルのバンドのセットです。ああっこれは…これはちゃんと見ないといかんやつや…。幸いこの回は午後6時半の回。今晩もう1回公演がある。これはもう1回見なくちゃいかん…。

この回の席は部屋のサイドでステージを横から眺める席だったのだけれど、幸いスピーカーから流れる音はバランスが良くて非常に聴き易い。それなら遠くからゆっくりと音を楽しみましょう。アル様を横からオペラグラスで眺めて音に聴き入る。速い。そして複雑です。ドラムとパーカッションのノリが気持ちいい。うわーアル様激しいのね。

それにしてもアル様はお若い。いったいおいくつなの?チック先生76歳と同世代なら70歳以上なのかしら?見えないですね。全然見えないんですけど。55歳ぐらいに見えるぞ。いったいアル様はおいくつ?


そんなことを考えながらも落ち着いてライブを楽しむ。エレクトリックのセットは激しい曲を数曲。キメキメです。途中でLed Zeppelin の「Black Dog」。おお。客席からも歓声が上がる。そしてアコースティックのセットではビートルズの曲を数曲…「I Will」「And I Love Her」…他はなんだっけ?綺麗です。そして最後はまた速いやつ。

会場も大盛り上がり…とは言っても年配の観客が多いのでなんとなく和気あいあいとした雰囲気。いかにも70年代からフュージョンを聴いてきた音楽ファンの方々が多い。アル様に客席から話しかけるお客さんもいる。和やかな雰囲気。アル様もご機嫌な様子。最後は皆立ち上がって拍手喝采。歓声も飛ぶ。ほぼ90分のいいライブ。

…ところでアル様、アコギセット中のMCで「My baby girl…」とおっしゃったんですけど、赤ちゃん? 1回目のショーが終わってメンバーが楽屋へ入る時に赤ちゃんを抱っこした女性がいた。旦那Aが言う「あれがエバちゃんかな。」「え?誰?」「娘さんでしょ」「ええええ?」


★第2回目・午後9

…というわけで1回目が終わり。すぐに旦那Aに告げる「もう1回見ましょう。これはちゃんと見なくちゃだめよ。こんな席で遠くから見る人じゃないわ。もう1回見ましょう。直ぐに会場に入って前で見ようねねねね」ぶつぶつ文句を言う旦那を脅してチケットを購入。すぐに次の回のために並んでいる列に加わる。

20分待ってまた会場入り。

ささっと会場に入ってアル様の前の4列目の席に座る。ふぉ~これは近いぞ。今度はデザートを頼んで参戦。ライブは9時からすぐに始まった。

きゃっアル様が近いわっ。ヤダッ 目の前よっ。…やっぱりアル様はお若いわ。おいくつ?お顔にはお髭。眼鏡。胸のボタンを外した白いシャツに黒ベストにジーンズとブーツ。70年代から雰囲気があまり変わっていないわね。まだ全然イケてるお兄様じゃないの。なんだか思っていた感じと全然違うわ。




今回は近いです。目の前で高速ギターが炸裂!キメキメです。パーカッションも直ぐ目の前。ドラムはパーカッションの後ろ。全員近い。バイオリンの男の子が若い。キリキリキリキリキュルキュル…と彼も激しい…リフを弾き終わるたびに大きく口を開ける苦悩の表情はまるでメタルの早弾きのようだわ。アル様は熟年の余裕。お口を真一文字に結んで超高速早弾きフレーズをタラララララッと瞬間芸のように繰り出す。かっこいいですねぇ。なんだかこんなに近いと迫力がすごいわ。

曲名を知らないので詳しいことはわからないんだけれど、セットリストは1回目と少しだけ変わってました。Led Zeppelinの「Black Dog」は2曲目に登場。やっぱり会場が盛り上がる。パーカッションの方がそれはそれはお元気な方で…客席をガン見しながら演奏をなさる。何度も目があった。そうなのよ。席が近いからステージ上の皆さんと目があうの。アル様とも目があうのだわキャー😤


エレクトリックのセットの後は、座って一人アコースティックのセット。綺麗です。大変な大御所なのに目の前で見ると普通のおじさんに見えてくる不思議。会場の雰囲気がカジュアルなせいです。「喉が渇いたから誰か飲み物買ってよ…」アル様もとてもリラックスなさってました。




アル様の指を見ていたんですけど、あれだけ早く指が動くのに、指が太くてあまりごつごつしていないのね。手の幅が横に広くて指が全体に太く丸い。指が筋肉で覆われてるんでしょうかね…グローブのような手…それが面白いように高速で滑らかに動くから不思議。あれだけの運動量だもんなぁ。そういえば昔の知り合いの数人のギター弾きも皆手が大きくて指が太かったです。握力も強いんだろうな。

My daughter Avaの為に書いた子守唄…」とお話になる……ややっ…やっぱり娘さんらしいぞ。孫じゃないのか。お元気だわね。またMCでは大昔にチック先生のReturn to Foreverのライブでヨーロッパへ行ったこともお話しになる…なんとその当時、アル様は19だったそうだ!えっもしかしてあの伝説のアル・ディ・メオラさんは70年代当時19歳の天才少年だったの?若いんだ…アル様はお若い方なんだ…。

そのツアー中のスペインで、有名なフラメンコ・ギターの天才パコ・デ・ルシアさんのレコードを買い集め、それで彼の事を知ることになり、後に共演することになったそう…ほぉー。


アコースティックのセットが終わって、最後はまた激しい曲。ノリノリ。途中でパーカッションの方がサンタナの「Oye Como Va」を歌い始めて、アル様が「おいおい…」と止める場面もあった 😊。思わず一緒に手拍子。観客も盛り上がる。気合の入ったパーカッションのガンビさんはアル様とはもう30年間一緒に演奏なさっているらしい。




最後は会場中全員で立ち上がって拍手喝采。客席からも沢山声が飛ぶ。このライブはこの地の最後のライブだったそうだ。ああだからなんとなくステージ上も和気あいあいとしていたのね。この日は1回目のライブも凄く盛り上がってた…アル様の最終日にコアなファンが駆けつけた夜だったのかも。なんといいものを見れた…。


このライブがElegant Gypsy 40周年ツアー」だったというのは家に帰ってきてから知った。なんと午後に聴いた激しいアルバムの記念ライブだったのね。ひゃーよかったわ。見れて良かったです。なんという幸運。再度このライブのことを教えてくれた友人に感謝です

アル様の年齢を調べたら今年63だそう。やっぱりお若いはずだ。アル様はチック先生よりも、私の年齢に近い。インスタグラムも見てみたら…奥様が驚くほど若くてものすごくお綺麗。たぶん私より20歳はお若い。娘さんのエバちゃんはまだ2歳だそうで…ほ~すごいねぇ…。


ところでこれは個人的な勘なんですけど…アル様はね、もしかしたら「天才ギタリスト」とか「伝説のギタリスト」などとコアな音楽通だけに持ち上げられるよりも、「セクシーで素敵なイケてるいい男…」と女性ファンに慕われるほうが嬉しい方なんじゃないかなぁ…と思いました。まだまだ現役なのね。なんだかイケてる感じ…なのよ。たぶん御本人がイケてる意識のあるお方。「大御所」とか「大先生」なんて距離をおいて拝まれるよりも、若い女の子達が回りに集まってキャーキャー騒ぐほうが嬉しい方かもしれない…ふふふ。

だからお元気なんですよねきっと。素敵でしたもん。かっこよかったです。熟年の渋みと「俺はまだまだイケるんだぜ」という気概が合わさっていい感じ。女性のファンも多かったみたいですよ…すごく若作りの女性ファンのグループがいて、トイレで「アルも若いわよね…私よりも1歳年下なのよ…」と皆さんキャピキャピおしゃべりなさってました。

アル様はイタリア系。実は70年代から女性にも人気の方だったのかもしれませんね。当時は19歳だもの…アイドルだわ。今もまだお若くて現役のスターなのね。まぁ


というわけで楽しかったです。やっぱりこういう有名な方のライブは無理をしてでも見たほうがいい。いいライブの思い出は一生消えることがないですもん。やっぱりライブは大切。

今アル様のFacebook を見たら、いくつかライブのビデオがあがってました。「Mediterranean SundanceMidnight Tango」をなさったそうだ。フルのセットリストが知りたい。

かっこよかったです。こんなにロック寄りな方とは知らなかった。アル様もゴキゲン。リラックスして2回目はよくお話しになって、観客も皆打ち解けていい雰囲気。またここに来たいとおっしゃっていたので期待しましょう。また拝見したい。

これから昔のアルバムももう少し聴いてみます。鼻歌が歌えるぐらい聴こうと思う。Return to Foreverの「Romantic Warrior」もちゃんと通して聴いてみよう。新しい音楽を知るのはとても嬉しい

アル様来てくださって
どうもありがとうございますLove Love Love

😍😊😍😊😍Thank you

 
BAND:
Al Di Meola (guitars)
Evan Garr (violin)
Phil Magallanes (keyboards)
Elias Tona (bass)
Gumbi Ortiz (percussion)
Luis Alicea (drums)


2017年9月11日月曜日

Rupert Holmes – Him (1979)



70年代を懐かしむ。


 
Rupert Holmes – Him (1979)

Album:  Partners In Crime
Released:  Jan 1, 1979
℗ 1979 Geffen Records 


まったり70年代の音。パンクでもHRでもディスコでもない70年代の歌。この曲は洋楽を聴き始めたばかりの頃にラジオで流れていた。ラジオからカセットテープに録音して聴いていた。懐かしいです。

先日のBill Withers - Lovely Dayを聴いていたら、この曲が頭に浮かんできた。何とも言えず気持ちのいい音。この時代の音はアレンジに音の隙間が多くてベースの音がよく聴こえる。

以前は、過去のワン・ヒット・ワンダー的な曲は、流行を過ぎれば二度と聴く事ができなかったものだけれど、今は動画サイトがあるので掘り起こしてきて聴ける。いや~いい時代になったものだわ。

Rupert Holmesさんは、この曲Himともう1Escape (The Piña Colada Song)で有名。どちらも売れました。「エスケイプ/ピニャコラーダ・ソング」もいいけれど(ちょっと照れくさい)、私はこの曲の方が好きだった。

今歌詞を調べたら彼女の浮気を疑う歌なのね。

「ガールフレンドの家に遊びに言ったら窓の側に(自分のものとは違う)銘柄のタバコが置いてあった。彼女は隠すのを忘れたらしい。誰のタバコかも知ってる。訊ねたらきっと彼女は「お友達よ」と答えるだろう…」
…な~んていう歌だったのね。まぁ…今の今まで知らなかったです。

結構苦しい歌なのに、声を荒げずに淡々と歌う。大人ね。70年代まではこういうタイプの歌や歌手が結構いましたね。ビリー・ジョエルやボズ・スキャッグズなんかも同じタイプなのかな。こういうあまり汗をかかない感じの曲もいい。こういう曲が流行っていた頃は(当時の多くの若者がそうであったように)私も漠然と西洋(特にアメリカ)に憧れてました。


2017年9月7日木曜日

Bill Withers - Lovely Day (1977)



和む音 和む声



 Bill Withers - Lovely Day (1977)

 Album:  Menagerie
Released:  Jan 1, 1977       
℗ 1977 Columbia Records,
a division of Sony Music Entertainment
 

自分用のメモです。
 
この曲は知っていたのに名前を知らなかった。どこで聴いたのかな。もしかしたらロンドンにいた時にTVCMで流れたのかもしれない。曲はよく知っている。
 
映画『ペット/The Secret Life of Pets』』を見ていたら、最後にペット達がお家に帰ってきて飼い主を迎える場面で流れていた。早速記録しておきましょう。
 
この歌は1977年の曲なんですけど70年代の音というのはいい。子供の頃に聴いた音というのは無条件で和んでしまう。

Bill Withers - Use Me (1972)
 

映画『ペット/The Secret Life of Pets』(2016):若い衆向けのアクションムービー





トレイラーの方が面白いかも


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The Secret Life of Pets2016年)/米・日/カラー
87分/監督:Chris Renaud,  Yarrow Cheney
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これは…なんだか面白くなかったわ。かなり期待したんだけどなぁ。

Netflixで鑑賞。実は途中で一旦視聴を止めてしまった。その後に見た『シング/SINGがとても良かったので、この映画にも再度チャレンジ。途中から見直して感想を書いてます。

なんかね…この映画は乱暴なんですよぉ。それにすご~く騒がしい。もっと可愛いほのぼのとした映画だと思っていたら、アクションアクションアクションアクションの映画でした。

場面場面で訪れる危機が結構きつい。おそらく人間のアクションだったら「しょうがないわね」と思うところを、可愛い動物達が危ない状況になるとあまり気分が良くないのだわ。そういえば実写の『ジャングル・ブック』でも先日文句を書きましたね。動物に関しては忍耐力がないらしいぞ私。

生き物の造形はとても可愛いんだけれど、キャラも結構乱暴なんですよ。ウサギのスノーボールは乱暴なオヤジだわね…最後はヒーローになったけど。彼は英語の喋り方もかなり荒っぽい。なんだか全体に荒っぽいですよねこの映画。

子供向けのアニメーションなのに、若者向けのアクション映画みたいなノリだと思う。アメリカ式の現代的なドタバタなんだろうな。なんだかスピードが速くて暴力的。例えば灰色の猫が部屋中の色んなところに飛ばされて食器洗い機で洗われるとかさ………「死んじゃうよねぇ」と画面をじーっと見据えて笑えない。蛇もつぶれて死んじゃったし…酷いわねぇ。

今、後半だけを見てきたので、前半にどんな暴力があったか覚えてないんですけど、前半を見た時も「なんだか荒っぽいな」と思ったんですよ。そういえば視聴を一旦止めたのはソーセージ工場の場面。あのベルトコンベアですごく危ない場面を想像してしまったのだ…もう見ていられないと思った。再度見直してみたら全然危なくなくて楽しそうだったけれど。

そんなわけで、なんだか全体に冗談も乱暴だしノリも荒っぽいしスピードも速いし動物はあまり可愛くないし、とにかく皆騒がしくてうるさいし…であまり楽しめませんでした。どうしてあんなにギャーギャーわめくように喋るのかしらねぇ。ふつうに話せばいいのに。

最後にペット達が無事に家に帰ってきて、飼い主を迎えるところだけとても可愛かったです。灰色の猫が抱っこされてちょっと噛んで舐め舐めするのも可愛いなと思った。マッチョなおじさんとセキセイインコも可愛い。Bill Withersの「Lovely Day」もとてもいい。和みますね。

そうなのよね。この最後の平和な場面のように、この映画全体もペットのほのぼのとした可愛い映画だと思っていたんですよ。

若い衆向けのアクションものが受け入れらないのは、年寄りになったからですね。ついていけないのだね。だから家のNetflixでドラマを見る…。そういえば今年の夏のアメリカは、映画の興行成績が悪かったそうです。そのかわり今のアメリカはドラマの良作が目白押し。…年寄りが映画館に行かなくなっているのかもしれないぞ。