能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年4月3日木曜日

BABYMETAL;4月3日付映像TheFineBros発「Youtubers React To Babymetal」全訳



ワタクシも毎日毎日飽きもせずこういうことばかりをやっていますが…ついつい思いつくとやらずにはいられない。

というわけで今回は映像の訳です。YouTubeの有名なTheFineBrosさんがBABYMETALを採り上げてくれてます。

2人の兄弟からなるTheFineBrosさんは、以前からYoutube上のチャンネルで、ネット上の面白い映像を人々に見せてリアクションを映像に収めるというシリーズをやってます。リアクションを撮る対象によって「○○ React to…」という色んなシリーズ(Kids React, Teens React, Elders React, YouTubers React)があったりします。今回は「YouTubers React to  BABYMETAL」で、YouTubers とは、Youtubeをやる人=それぞれ自分のYoutubeチャンネルを持ってる人達みたいですね。みんな大学生ぐらいでしょうか…のBABYMETALに対するリアクションです。


このチャンネルはかなり有名で、以前から私も色々と見てました。そういえば「Kids(子供) React」できゃりーぱみゅぱみゅさんの「PONPONPON」がとり上げられていたし、Psyさんの「江南スタイル」も「Elders(お年寄り) React」で見た事がありました。とにかく面白いもの、流行りそうなもの、話題になっているものをとり上げることが多いので、このビデオでまたBABYMETALがもっと世界に知られるようになる可能性は十分あると思います。

TheFineBrosさんが面白いと思ったものを勝手に取り上げてくれるので、これは超ラッキーです。おまけにこのビデオのYouTubeページ上の「概要」の欄にBABYMETALの情報を入れてくれているのもありがたい。BABYMETALの公式チャンネルやiTunesへのリンク、このビデオで取り上げた映像へのリンクなどを載せてくれてます。

とてつもない宣伝効果。シリーズをざっと見回しても、ほとんどのビデオが何百万ヒットレベルなのでその宣伝効果は計り知れません。ほんとに盛り上がってきましたね。


訳は相変わらず粗いです。だいたいこんな感じです。聞き取れないところもあったのですがおおまかなノリだけでも。

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YOUTUBERS REACT TO BABYMETAL
公開日: 2014/04/03


 
まずはリアクションから…
 
★「ドキドキモーニング」
 
おおっ…アジアのビデオ…。ベイビーメト~ォ!。12歳?OKいいわね。(数人のお手上げポーズ)オォーマイガ好き。ここいいな。どう考えたらいいかわからない。ホットビート…正直に言うよ。どうすればいいかわからない。おおおー!OMG! 可愛いよ。可愛くないよ(怖がっている)怖いよ。OMG好きだ。OK…キライかな…嫌いだと思うよ(笑)ところで僕達は日本人じゃないんだよ。でもこれはやっぱり僕達にも変だ。
 
★「いいね!」
 
これってDDR Music(ダンスゲーム)かなんか?すげえ。これEDMっぽいね。楽しそうだね。俺このショーにいることを想像できる。エーイオーヤー!ハイだ …これどうだろ…。何個のジャンルがあるの?沢山よ。おーなんじゃこらー(笑)。これって同じビデオ?うん同じ曲だよ。ゴー!スゲー。元通り!(踊りだす)やりすぎ。素晴らしいよ。色んなジャンルを詰め込んで多くのオーディエンスを釣るんだな。「Tuck and Tighten(ダンスエクササイズビデオ)」もこの曲使えばいいのに。このグループに僕も入りたい。僕も。僕達BABYMETALのカバーをしなきゃ。うん。MVを買うときみたい。6秒ごと違うタイプの音楽を入れて全部。…言葉を無くしたわ。
 
★「キミチョコ」
 
チョコちょうだい?ははは…。なんでここにいるの?あれマリア様じゃない?(それぞれ頭を振る)はははは。(振りコピ)何!?ドキュンドキュン(振りコピ)(←みんな笑顔嬉しそうだ)ここ好き。なんでこんなものが出来たの?もし彼女達がギターを弾いてたらもっとすごいよね。うわー沢山の客!オーマイガー!…30万人の人がいる!おれこのコンサートに行くためならなんでもする。これ1日中聴いているわ。これどういうストーリーなのか早く聞きたい。これ素晴らしいコンサートだと思うよ。ありゃ何これホットドッグ食べてるの?ホットドッグホットドッグ。(拍手)See you in the mosh' sh….(笑)これ…今まで見た中で一番過激なものだわ。すごいよすごいほんとに素晴らしい、コンサートに行きたいよ!ここにツアーに来る? BABYMETALを見ると気持ちよくなるね。(←ギミチョコがやっぱりいちばんウケてますね)
 
 
QUESTION TIME!(質問のお時間)
 
●最初の印象は?
 
何これ?俺も一緒。キュートでキャッチー。大好きだよキャッチーなの大好き。BABYMETAL…ローラーコースター。誰がアイデアの元?彼女達自分達で考えたの?それともレコード会社のアイデアなの?変なもの好きよ。変なんだよな…これがおー別の世界のものだから変なのかそれとも…。いやただ変なのよ。ほんとに赤ちゃんだったらいいな…(笑)そんな…(笑)すごいだろ?(←冗談です)
 
●音楽的にどう説明する?
 
無茶苦茶色々。混乱…めちゃくちゃ。ホップメタルロックオルタナホップDM。バブルガムが悪魔に出会った。J-POPとメタル。
 
●要は「J-POPとメタル」でレコード会社は「カワイイメタル」と呼ぶ
 
カワイイメタル?いいね。好き。ラップからハッピーなポップに変わったりさ、皮肉なところとか…。。
 
●メタルがこういう風に使われると思ったことある?
 
ないよ、ないすごくクリエイティブだ。ないわ…でもみんな好きなんでしょ、だから変なのよ、だって大人の男の人が観客にいるんだもん。ふつうは骨がぶつかり合うようなメタルを引き裂くような(マッチョな)のがメタルで、ちっちゃくてカワイイジャパニーズガールズが踊るものではないよ。たぶんハードコアメタルファンは嫌がるよね…ガーゴレハオレノダァ…。メタルファンでコレを好きな奴は新しいメタルの追放人になるよね。メタルを飲み込みやすいカプセルに入れたようなものだけど、でもそれはメタルじゃないよな。誰かが何処かでこれがいつメタルを破壊するのかと考えてるぞ。私はね誰かがメタルをいつ素晴らしく出来るのかを考えたんだと思うわ。
 
●好き?
 
キライじゃないよ、でも叫ばれたくは無いな。イエス!イエス!あーどうしよう…俺の音楽が…。今のところはね。あんまり音楽聞かないしさ。でもこれはいい死ぬほど聴きたい。音楽はいいわね。何て言っているのかわかるといいけど。ラップの部分はまあまあだね。あそこだけ合ってないと思った。ここでMVを見るのはいいけど、たぶん俺の車では鳴らさないと思う。俺はたぶん車で大きく鳴らすよ。
 
●ミュージックビデオをどう思う?
 
クレイジーで頭が痛くなるわ。変だわよね。あの頭が浮かんでるところは…オオ~ノォ~。僕怖いのダメなんだよ。僕も全然だめ。…で日本の人々は怖いのがとても上手いんだよ。あの頭がぐるぐる動いてるのは妙だわね。でもJ-POPの世界じゃあれも変じゃないんだぜ。そうね。
 
●グループの女の子達はSu-metal Mo-metalYui-metalです。
 
おーいいね…。おーそれってシュガースパイス(←ベイビースパイスだと思います、ジンジャースパイス、スケアリースパイス、スポーティースパイス、ポッシュスパイス…あー…どうして…ボクハ…コレヲ シッテ イルノデショウ…。
 
1人は16歳、後の二人は14
 
えっ?! (唖然)…今すぐにやめなさい…。彼女達はもう23年やってるんでしょ。ということは12歳と14歳でスタートしたの?エイジアン(アジアン)ガールズはエイジングし始めない…(笑)(駄洒落にウケる)
 
●こんなに若いのにメタルミュージックをやってることをどう思う?
 
素晴らしいと思うよ。18歳までにはスレイヤーのレベルだよね。この子達は俺が14歳の時よりずーっとメタルだよね。もし彼女達が「Death….(聞き取り不可)」なんて変な事を言ったらちょっと困る…。どんなことでも何か表現するのはいいと思うよ。チョコレートの歌だもん。まだ世界の終わりじゃないよ。
 
J-POPシステム(さくら学院)の説明です。レコード会社レーベルが、女の子達がすごく若い時にグループにして中学を卒業するとグループにはいられない。
 
じゃあ…機械みたいなの?映画になりそうだね。あ~ぁじゃあ…年をとり過ぎてるの?
 
●…でそのグループとBABYMETALは、一番上の子がもう卒業してて、あとの二人はそのグループにいるんだけどBABYMETALもやってる。…で彼女達がBABYMETALを始めたときはメタルが何かさえ知らなかったそうです。

えー信じられない。すごいね…面白いよ。なるほどね、だって彼女達は「ブワァガワァラ」って歌わないで「アーセントーセトー♪♪
 
●ああいう風に(人工的に)作り出されたものが音楽への信頼性を無くすと思う?
 
もし日本でああいう風に音楽が作られていて、多くの日本の大衆がいいと思っているのならいいんじゃない?もう情熱はないわよね。誰かが名声やお金のためにやってるのね。全て作り物で、だから何もしなくても成功するの?この会社が何かをやろうとしていることは面白いよね。正直ポップスのジャンルなんて世界中で誰も気にしてないんだよ。…(聞き取り不可)現実的になろうぜ、オーガニックじゃないよな。3人の女の子が一緒に「バービーちゃんをやめてメタルをやろう!」ってことじゃないよな。もし新しい客層にメタルミュージックを紹介するのなら…どこかで…これはさ、ドクタースースのメタル版リトルゴールデンブック(児童書)だよね。こんなに短時間でバンドにハマったのは生まれて初めてだよ。(笑)
 
●これでメタルとポップスの融合を聴いて存在することを知ったわけだけど、これアメリカにも上陸してほしい?
 
希望するよ。だぶんダメだね。ダメだと思うよ。これってK-POPにも同じ事が言えるんだよね。僕達はK-POPに来て欲しかったのかどうか…でももう既に来てるだろ。イエス! 10010%イエス! ぜひ来て欲しい。絶対イエス! 全部のちっちゃい子供達が全員ギターをもらって全員で「グワァワァワァ…」とやり始めるのが見たいね。最後に一番見たくないものは(ジャスティン)ビーバーが「ギミーチョコレート」をメタルでとかさ…、ビーバーには絶対絶対メタルに近づいて欲しくないよな。
 
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面白いですね。結構ハンサムな普通の男の子達が多いのが印象的。ライブに行きたいと言ってますね。かなりいいリアクションだと思います。とにかく面白がってくれている。やっぱり早くアメリカにもライブをしにいった方がいい。それにしてもあの冷たい美人は優等生ビッチやな…亀の天敵
 

★追記(2014年4月5日)
昨日から急激にこのエントリーへのアクセス数が増えて何事かと思っていたのですが、どうやらいろんな方々が掲示板やtwitterで広めて下さったらしいです。どうもありがとうございます。ただ、とある掲示板上で私のつたない訳が多少問題になっているのを見かけまして、いやー大変申し訳なかったです。そもそもこの意訳、かなりいいかげんなものでして(聞き取れないところもあるし)、まさか論争の元になるとは思っていなかったので冷や汗をかいております。大変申し訳ない。この訳の意図は、私のつたない意訳でも娯楽として楽しんでいただければと思ったものでした。とりあえずおかしなところは直しましたが(その直したところもあまり上手いとは言えませんが)、そもそもこの意訳、論争の証拠になるほど正確で真面目なものではありませんのでその点はご了承ください。

2014年4月2日水曜日

BABYMETAL:3月18日付『JAPAN TIMES』の記事―CDレビュー



またまたずいぶん遅れましたが、ネット上を見回してもこの記事の翻訳が出てこなかったので、また意訳をします。これはアルバム『Babymetal』のCDレビューです。記者のPatrick ST. Michelさんは、以前Perfumeの『LEVEL 3』のレビューをなさっていた方ですね。アルバムレビュー担当の人? 『LEVEL 3』のこともかなり褒めてくださっていましたが、今回も評価が高いです。

それでは意訳です。下手で申し訳ない。多少間違ってるかもしれませんが、だいたいこんな感じ。一応旦那Aには内容を確認済み。


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元記事はこれ
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Babymetal “Babymetal”
By Patrick ST. Michel
2014318
 
 
BABYMETALがヴァイラルに流行った(伝染的にクチコミで広がった)のは驚くことではない。それぞれ全く共通点のなさそうなアイドルポップとヘビーメタルを融合させたこの3人は、インターネット上の「妙なニッポン」好きファンにとっては最高の、視覚的に鮮烈なプロジェクトなのだ。
 
しかしながらとにかく驚くのは、このセルフタイトルのアルバムが、米国、カナダ、英国のiTunesのヘビーメタル・チャートで1位になり、またアメリカのiTunesアルバム・チャートでは(一時的に)なんと35位まで上ったことだ。BABYMETALは音的にとんでもなくクールなアイデアなのだが…いったいどんな曲が可愛いコーラスとメタルの雄叫びを合わせてヘッドバンガーズにも受け入れられる?…しかしこのプロジェクトは音楽的にも多様で十分聴けるものになっている。
 
Babymetal』アルバムのほとんどのサウンドは、パワーコードと高速のドラム、それに野太い雄叫びをかき消すような陽気な歌声なのだが、(もし)グループがそんな組み合わせばかりを忠実に守っていたら勢いを無くしたかもしれない。しかし多くの曲は少しずつ違っているのでずっと飽きずに聴ける(一緒に鼻歌で歌える)。「4の歌」はギターの練習曲から急にトロピカルラウンジの間奏に変わるし、「いいね!」では、(途中)昔流行ったウィッチハウスのサブジャンルから持ってきたようなラップで(メタルサウンドから)一休みする。歌詞はいかにもありがちなアイドルポップの内容…チョコレート、朝起きれない…、それにイジメの問題や、「おねだり大作戦」ではパパをだましてお金をもらう話にも触れている
 
アルバムの音楽的な多様性は、元々このBABYMETALプロジェクトのために様々な分野から集められたソングライターやプロデューサーによるものである。Narasaki氏(メタルのCoaltar Of The Deepers)や上田剛士氏(Mad Capsule Markets)がクレジットに名を連ねるのは驚くことではないが、いくつかの曲にEDMフェス向けのびっくり系ベースを持ち込んだのは、ボーカロイド・プロデューサーのゆよゆっぺ氏である。
 
Babymetal』のベストモーメントは、このグループがギミックを捨てた時だろう。Youtubeのヒット「ギミチョコ!」はうなり声もあるが、実は(この曲は)BABYMETALの一番ストレートで(最高にキャッチーな)ポップソングだ。シングルの「メギツネ」や「ドキドキモーニング」も同様に作られており印象に残る。
 
Babymetal』はアイドル・シーンとヘビーメタル両方の馬鹿馬鹿しさが満載であるが、しかし(このアルバムは)冗談(のレベル)を超えている。これは数多くのメインストリームの真面目なメタル・アルバムよりもずっといいフルのアルバムなのである(マキシマムザホルモンの最新アルバム『予習復習』を、もう少しシニカルさを減らして、もっとポップ寄りにしたようなもの)。BABYMETALとは最初で最先端の視覚的「なんじゃこら」だが、彼女達の実力と(その後ろにいるプロの音楽家達)は、この堅実なアルバム(の質)で評価されるべきである。
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●以下、亀感想…。
褒めてくれてますね。いやーこれだけ先にアルバムが世界中で話題になってしまうと、ジャーナリストとしても、実際下手に作品を貶す事も出来ませんよね(笑)。だって売れちゃったんだもん。
 
BABYMETALはそこがすごいのね。ジャーナリストがうだうだ褒めたり貶したりする前に、ネット上で作品そのものがバーっと広がってしまった。「ギミチョコ!」のフルのプロモーションビデオを動画サイトで見て、世界中の人々が「あっ!」と思ったわけです。作品そのものが面白ければもう理屈は必要ないのね。作品のパワーだけでウケる。良質のビデオをフルで出すことが世界へのプロモーションとしていかに効果的かの証明ですね。
 
ただ、BABYMETALがもっとすごいのは、Youtubeで「ギミチョコ!」を見て「あっ!」と思った人達が結果的にアルバムを購入していることなんです。これ「ギミチョコ!」だけがウケて1曲だけチャートを上がったのならまだわかるんですよ。だけど今回、実際には「ギミチョコ!」がプロモーションツールになってアルバム購入まで客を引き込んでる。それが何よりもすごい。
 
この記事でも、このアルバムが単純な「アイドルポップ+メタル」のフォーマットの同じような曲ばかりではなく、ヒップホップやEDMなどの別分野のジャンルの音がメタル音の間に挟まれてるのが面白いと言っている。だから音楽的にも聴き応えのあるアルバムだと言っているんですね。
 
「ギミチョコ!」をきっかけにして「なんじゃこら」と興味を持ってくれた人達が、実際にアルバムを聴いて音楽的な質の高さに驚いているんだろうと思います。だってBABYMETALを外からみた印象はあくまでも「不思議ニッポン系子供だましのアイドルイロモノ枠」ですもん。それなのに音楽が予想以上に良かった。結果、アルバムの質の高さが評価されて実際の購入にも繋がったんだろうと思います。それでビルボードのアルバムチャートのトップ200にも食い込んだという。
 
世間はビルボード187位で盛り上がってますが、実際に売れた理由は「アイドル+メタル」のギミックパッケージだけではなく、アルバムの楽曲の良さもあったということなんです。もちろんスゥメタルちゃんの歌の上手さも大きい。
 
子供にメタル、ダンスに可愛い衣装、音楽的にもバラエティに溢れ、そんな色々なものが混ざり合ってとんでもない化学反応を起こしたんだろうと思います。間違いなく偉業ですよこれは。今の段階では、単に「一時的に面白い結果が出ただけ」とも言えるのでしょうが(これから彼女達が海外でも大スターになるとはまだ考えにくい)、それでも一発屋のギミック売り以上の音楽的な評価はされたんだろうと思います。すごいですよね。このプロジェクトに関わった方々に大きな拍手。



2014年4月1日火曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第13回「小寺はまだか」



だんだん面白くなってきた。歴史ドラマとして馴染んできましたよね。ストーリーも秀吉が姫路にきたことから、官兵衛と中央の人物がやっと結びついたという感じです。

今まで見た大河では、姫路に来た秀吉の側からの話がほとんどだったので、今回、秀吉を受け入れる側の人々の視点というのは面白い。今までのドラマでは、いつのまにか秀吉が姫路にいるんじゃなかったっけ。覚えていない。でも今回は播磨の人々の間にもいろいろな意見があるのがわかって面白い。実際に官兵衛はあんなに簡単に城を明け渡したんでしょうか。それで、別所と小寺はしばらくああいう風に逆らったんでしょうか。このあたりの事を全く知らないので面白い。


ドラマ全体も今回は政治がらみの話でほとんどを回していたので面白かったです。女性の登場で話が途切れることもなかった。播磨では秀吉の様子。中央では信長と石山本願寺勢との戦い。荒木村重の苦悩…などなど、歴史の話として面白かった。

秀吉と官兵衛の関係もいい感じです。昔の大河『秀吉』では、信長と秀吉の上司と部下の関係が素晴らしかったのですが、今回は秀吉が上司で官兵衛が部下の位置にいるというのも感慨深い。だんだんお二人にもいい化学反応が出てきたと思う。


★というわけで今回のあらすじ

秀吉が姫路にやってきて官兵衛は姫路城を明け渡す。二人は仲良し。地元の武将達が次々に秀吉に挨拶に来る…が、別所と小寺が「いやだ」。官兵衛の知恵で小寺と秀吉があいさつ。めでたしめでたし。秀吉は西へ兵を進める。その頃、信長と石山本願寺勢力は終わりのない戦いを続けている。荒木村重は追い詰められている。


●それでは今週の面白かったところ

岡田官兵衛と竹中秀吉がいい感じ。秀吉は官兵衛を可愛がっているし、官兵衛もとても嬉しそう。いい上司と部下の関係に見えてきた。
・秀吉が姫路に来てから、部屋に派手な赤い幕が張られて、急にものものしく派手になったのがいい。いかにも中央のセレブが来てる…という感じ。
・またまた竹中秀吉が素晴らしい。今の竹中さんは怖いんですよ。別所と小寺が挨拶に来ないと知ったときの一瞬のピリピリした表情がとても怖い。この人切れたら怖いぞ。ふぁ~これから楽しみだわ竹中さん…
・官兵衛君がキャッキャッと喜んでるのも微笑ましい。
・黒田パパと半兵衛君がなぜか仲良くなごんでます。
・小寺さんがゴネる。その配下の武将達もゴネる。やっぱりこういう風だったんでしょうか。「播磨はよそ者同士の戦場になるかも」って、そうですよね。
・播磨の武将達が秀吉に会いに来る。あ~これも実際にこういう風だったんでしょうか。なるほど。
・ところで秀吉の後ろの襖にはお猿の絵
・一方長浜城では、松寿丸君が後の猛将・加藤清正、福島正則と一緒に剣術のお稽古。おおっ…こういう有名どころが出てくると単純にモリアガルワタクシ。
・それを見守るおねさんもよかったです。肝っ玉母さんキャラなのねこの人。
石山本願寺攻めの映像がいい。またまた戦の映像がいい。本当に短い場面なのに、僧兵や女性が混ざってわらわらやってくるところに武者が斬り込んでいく様子は凄惨な感じがした。短くても効果的な映像。
・荒木村重ちゃんも苦しんでます。もう追い詰められてる。
での信長、荒木ちゃん、光秀の場面。荒木ちゃんの演技が素晴らしい。この人の表情だけで事がどれほど深刻なのかが感じられて凄いと思う。信長を怖がってます。「兵糧…」の言葉が出ただけで目が泳ぐ…上手い。荒木ちゃんのうろたえぶりを見てるだけでこちらもドキドキする。
信長の鉄甲船! \(^o^)/ヤッターーーッ!!
黒田パパと半兵衛くんがまた飲み会でなごむ。
・官兵衛が光さんと二人で飲んでると秀吉が訪ねてくる。光さんをさっさと追い出す。(^o^)/ヤッターッ!!そうそう男尊女卑の時代はね、男の飲み会には女は参加しないの。あれでまた光さんが2人に加わって秀吉にしなを作ったら、もう視聴打ち切ろうかと一瞬思いました。あー追い出されてよかったわ。あれが普通。
・官兵衛君とイジワル半兵衛君の場面。急に大切な秀吉のお手紙を燃やそうとしたときは、そりゃー驚きましたよ。きゃー!
・「そんな下らぬもの」と言われても、官兵衛君、屋内で急に刀を抜いたらいかんと思うよ。
・実はワタクシ、半兵衛君の言ってる事がよくわからなかった。秀吉にお手紙もらってよろこんじゃいけないの?紙切れよりも大事なものってなんだ?
・次の場面で、今度は官兵衛君が一人秀吉のお手紙を燃やす。えー!
・そして次の場面では秀吉に「あれを半兵衛に燃やされました」。ええええぇぇ???自分で燃やして「あいつがイジワルなんですよ」って告げ口するの?子供みたいじゃん。何故かこの場面で爆笑。この一連の流れがよくわからなかった…けど面白かったです。
・…で「小寺に秀吉様から会いに行ってほしー」ってええええええ???
・…で、実際に秀吉さんは変装をして小寺さんに会いに来た。えええええええ????まさかそんなことはなかっただろう…。ひゃーもうお手上げ。
・でも秀吉様の顔はやっぱりいいな。鶴ちゃんもタジタジよ。
・…で、福原城攻め。官兵衛君がやっと軍師らしいことを言いましたね。
・イジワル半兵衛君も味方してくれている。
・「天下統一が成れば戦は無くなります…」「この乱世を終わらせる…」って…最後で萎え萎えよ。また平和のため?もぉー…一度ぐらい、

わしが勝つ勝つ勝つ!
エイエイオー!!
ゴルラァッ!

ぐらい言って欲しいものだわね。
・最後に官兵衛君は軍師認定