能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2013年7月11日木曜日

Perfume:初の欧州公演・現地での反応は?-その2



昨日に続いてもう一つ、Perfumeファンじゃない人が書いた冷静な意見の記事をご紹介。


Perfume:Live at the O2 Shepherd's Bush Empire, London, July 5th 3013
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7wmEZz_kBGl9qxCOrTcidj2Z6YV4FChBy3hHKtK_JUZpW6NWM4_Qnd4wJrcWU1REt7VoLnua51kgyT8KU5XTB3lDDGgmcvrv928VjaIpr04JNcT0pSNRGT6D0tthnKqSR3715LHi8TO0/s1600/Live+Report+1280px.jpg
(素晴らしい完全翻訳もネット上にあがってます)


これはElectric Bloom Webzineというネット上の雑誌らしいです。紹介してある音楽や映画、ゲーム、アニメなどがことごとく日本のものなので、この雑誌も「カッコイイ不思議の国ニッポン」関連のサブカル系のものらしいです。記事を書いた方はチャールズ・シェパード(Charles Shepherd)さん。編集長です。記事内でonlooker(観察してる人)などと書いているので、おそらく記事を書くためにPerfumeのライブを見に来た人。普段はもっととんがったタイプのバンドの記事を書いたりしてるので(だからポップコンサートはPerfumeが初めてなどと書いてるんですね)、このお方もPerfumeのファンではないんだろうと思います。いやむしろ甘い女の子のポップスターなんてあまり興味がないタイプかも。

だからこそ、そんな人の意見はもっと興味深い。全く違う分野の人がPerfumeを見たらどう思うのか? さてそれではまず始めから見ていきましょう…まずはPerfumeの紹介から、


With their one of a kind tracks seamlessly fusing pop and electro along with their cute characteristics, mesmerizing dance moves and heart stopping light shows, Perfume have been one of the most talked about Japanese pop groups worldwide for over half a decade. (ポップとエレクトロを上手く混ぜた独特の曲と、彼女達の可愛い人柄、魅惑的なダンスの動きに息の止まるようなライトショーで、Perfumeはもう5年以上にも渡って世界中で最も話題に上った日本のポップグループでいる。)

開演前の興奮した観客の様子に触れ、彼らがあまりにもバラエティに富んだ客層=男、女、若者、大人、メタル小僧にスーツ、動物の被り物にソフト帽まで…なので驚かされたらしい。開演前からこれは普通のポップショーじゃないと思ったそう。

一曲目「Spending All My Time」から客のリアクションは、roar from the crowd was astronomical観客の咆哮は宇宙レベルな程)凄く、皆我を忘れて踊り狂い始めたらしい(←笑)。

Laser Beam」では、venue erupted会場が噴火した)そうで(←大笑い)レーザーが凄かった。

「ポリリズム」の後のMCは、charming  interaction(客とのチャーミングなやりとり)でbreath of fresh air(さわやかな風のよう)によかったそうです。フィッシュ&チップスも可愛くてユーモラスでよかったそう。(←ここでも長いMCが受け入れられてますね

Spice」で観客はまったり身体を揺らし、「Handy Man」の映像が流れる頃にはもう次の曲が待ちきれなくなった。(←そろそろファンになったかな?)

キャッチーな「だいじょばない」と「エレクトロワールド」で盛り上がり、その後のQueenの「We Will Rock You」の呼び掛け合いでは、got the crowd grinning ear to ear会場の観客の全員が満面の笑みになった)。(←お、ほんとにウケテルじゃないか)

Heart thumping hair raising(心臓がバクバクして髪も逆立つような)「Fake It」では、会場中が上から下までジャンプして大騒ぎ。コレがこの夜の一番盛り上がったポイント。びっくりした。みんなが待ち望んでいた「Chocolate Disco」の後、「My Colour」は英国のJ-POPファンにとって最高の夜にふさわしいお別れの曲。

Glitter」はいい選択だった(←うんうん)

彼はポップスターのショーを今まで見たことがなかったらしく、「それなりの予想をしていたのだけど、Perfumeはそんなこちらの想像を完全に吹き飛ばしてくれた。多様な客層からクラブノリの客の反応まで全てに完全にヤラレタ。全体を通してのビジュアル演出は小さい箱にもかかわらずimpressive quality(感動するほど質の高いもの)だった。ダンスのふりは完璧で一つも間違わないし、彼女達のuplifting sense of humor(ウキウキするようなユーモアのセンス)も、近年台本に書かれたような事しか言わなくなった他のショーに比べてずっと新鮮だった。」(←MCの評判がいいですね。英国人にユーモアのセンスを褒められるとは恐れ入りました)

今夜Perfumeは、spellbinding(その魔法にかかるほどステキな)ダンス、superb(見事な)ビジュアルの演出、素晴らしい観客とのやりとりに溢れたoutstanding(抜きん出た)パフォーマンスで、なぜ彼女達がポップスの世界でNo.1のスターなのかを見せ付けてくれた。(←原文のこれらの言葉は絶賛の時のみに使われる言葉です)

They have proven that their success doesn't just lie in Japan, but throughout the world, welcomed by all and cherished by many.Perfumeは、彼女達の成功が日本国内だけに留まらず、全ての人々に受け入れられ多くの人に愛されて世界にも広がっていくだろう事を証明してくれた)(←スゲー…世界での成功に太鼓判を押してくれてる)

We hope this won't be the last we see of Perfume around these parts, and we’re sure their fans would agree.(これがこの欧州で最後のショーでない事を祈ります。もちろんファンもみんな同意してくれるはず)(←また来てねと言っている)


最初は眉唾気分でやってきたこの方も、ショーが終わる頃にはすっかり感服している様子が伝わってきます。最後まで冷静さを失わず距離をとった文体をとっていますが、前述したようにimpressivespellbindingsuperboutstandingなどの最上級の賛辞を贈ってくれてます。こういう言葉はそれほどホイホイと使うものではないです。本当に彼は今回のPerfumeのショーに感服してるんだと思う。ショーの派手な演出や質の高いパフォーマンスに圧倒されるのは想定内ですが、私が個人的に心配していた長いMCWe Will Rock Youもかわいくてステキだと受け入れてくれているのには驚きました。もうPerfumeはなんでもアリなのかも。すごいですね。
彼がファンになってくれたかどうかはこの文からは分かりませんが、彼も(実は普段から照れ屋であまり感情を見せたがらない)シャイなイギリス人男性の一人なのかも。今度またPerfumeが英国にやってきたら、真っ先にチケットを買ってくれるんじゃないでしょうか…(笑)。
Perfumeはライブで魅了する…ますます実感しますね。
 

2013年7月10日水曜日

Perfume:初の欧州公演・現地での反応は?-その1



いや、もう、絶賛絶賛の嵐みたいです。いろいろとあがってる動画を見ても、とにかく異常なくらい会場が盛り上がってるのが分かる。すごいですよね。
 
ネット上をいろいろとつついて現地の方々の感想なども見てみたのですが、個人のブログなどでは、とにかく素晴らしい素晴らしいの嵐です。そのような個人のブログが50代のおっさんによるものなのか、それとも16歳の高校生によるのもなのかは分からないですが「今まで見たことがない」とか「今まで見た中で最高のライブ」などの言葉が並んでます。ライブを見終えて23日の間に思いつくままスゲースゲーと書いてます(笑)。みんな舞い上がってる様子が伝わってきますね。
 
Perfumeは今回の公演でほんとに多くの人達の心を掴んだんだと実感します。
 
ところで、そんなブログは大抵が既存のファンによるものなので、賛辞は最初から予想できることなのですが、もっと気になるのは所謂「一見さん」とか「にわかファン」「物見遊山的な客」の意見。Perfumeをちょっとしか知らないけど、近所に来るのなら見てみようかな…的な客。実はこういう客の感想が一番興味深い。というのもこういう人達の感想が「Perfumeをまだよく知らない海外の一般層がもしPerfumeのライブを見たらどう思うのか…」のおおまかな目安になると思うからです。
 
今回の欧州ライブでPerfumeは新しいファンを獲得することが出来たのか? Perfume教の信者を新たに増やすことが出来たのか?(笑)ちょっとそのあたりをテーマに目に留まった記事を紹介。まずはこれ…
 

 (有志の方による素晴らしい全和訳もネット上にあがってます)
 
 
これは個人のブログです。英国人の方でユーロビジョン(欧州全域でのソングコンテスト)のファンらしいので、元々ちょっとひねった外国のポップスを好む方らしい。この方は必ずしもJ-POPファンではないらしいです。Perfume1年ぐらい前に飛行機の中で見た「Spring of Life」のPVで発見したらしい。過去のアルバムは聴いてるみたいですが、それほど詳しくは無いらしい。所謂「にわかファン」の一人だと思う。
 
Well I’ve never been to anything quite like that… うーん今まであんなの見たこと無い…」から始まってまず簡単なPerfumeの紹介。「なんで来たんだろう?なんでこんなに話題になってるの?」 と書いてからライブの感想。
 
Perfume are quite heavy on visuals, with dizzyingly complex dance routines to match their giddy dance-pop onslaughts. ビジュアルがすごい、めまいがするほど複雑なダンスがクラクラするようなダンスポップ攻撃に合ってる」(←派手な演出がいいと言っている)
 
「最初の4曲で天井を吹き飛ばし、小さい箱でも華々しい視覚ショーは健在であることを見せ、Laser Beamで一気に観客も狂った(←彼が個人的に好きらしい)。とにかくヴィジュアルが凄い。」
 
困惑させるほど」長いMCは彼のようにPerfumeのことを良く知らない観客には「it was an endearing little encounter and with hindsight it really made the intimate gig that little bit more special. ちょっとかわいらしい出会いの場面で、後から思えば親密なライブをもっと特別にしていた」(←長めのMCも大丈夫だったみたいです)
 
いろいろと曲が進む中で「I didn’t recognize them all, so I’m excited there are plenty more gems to dig up. 全曲は知らなかったけど、これから知らない曲を発掘する楽しみが増えて嬉しい。」(←心を摑まれたらしい)「客もほとんどの曲に大盛り上がり大会」
 
字幕の出たDream Fighterは「a particularly nice momentとてもよかった」「how their music has travelled outside Japanese shores and their message is still getting out there despite the language barrier. いかに言葉の壁を越えて日本の外にもメッセージが届いているのか」が分かったそう。(←字幕は嬉しいらしい
 
彼はGlitterが好きで選ばれて嬉しかったそう。(←私も好き)
 
I hope one day the UK finally realizes that J-Pop (or any non-English pop really) is as sophisticated as anything we’ve got over here, and being politely condescending to acts from Japan is our loss. 英国がいつかJ-POP(をはじめとする英語の歌以外)も英国の音楽のように洗練されてること、そして(こんなに素晴らしい)日本からのものを見下すのは僕らにとって損失だ…ということに気付くといいな。」(←絶賛ですね)
 
If they ever do this again, I really hope I can be there, otherwise I’m going to have to see them in Japan! Totally lovable girls, amazing songs, brilliant effects. I couldn’t have asked for more! もしもう一回ライブがあるなら絶対また見に行く…じゃなかったら日本に見に行くぞ!もう超ステキなあの子達、すごい楽曲、見事な演出、これ以上何を望むのだ!」(←Perfume教信者1人獲得)
 
「過去のアルバムのレビューも書いてます。」(←これはいずれチェックしましょう)
 
 
↑大ファンになってくれたらしい(笑)。絶賛じゃないですか。このお方、元々は「ちょっと覗きにきた物見遊山の客」と言ってもいいと思う。もともと外国のポップスが好きな方ので、Perfumeの日本語の曲にも抵抗がなかったんでしょうが、今回のPerfumeのライブも「ちょっと見てみようかな」程度だったんじゃないかな。そんな彼がライブを見てすっかりPerfumeの虜になったみたいです。
 
嬉しいですね。この人のようにに、ライブを見て新たにファンになってくれる人がいるからこそ海外に行った意味も大きい。今回のライブには、彼みたいに新規にPerfumeファンになった人が沢山いたんじゃないかと思います。それがまず一番の収穫でしょう。そもそも西洋ではJ-POPを聴く人の数が絶対的に少ないんですから。ライブを海外の現地でやって、Perfumeのショーがいかに素晴らしいのかを見せれば見せるほど、ファンは増えていくと思いますよ。
 
PerfumeはライブPerfumeはこれからもまだまだイケる。これを実感できる感想でした。

 

2013年7月9日火曜日

映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィンDon’t Stop Believin’: Everyman’s Journey』:ジャーニーの思い出



-----------------------------------------------------------------------------
Don't Stop Believin': Everyman's Journey2012年)/米/
カラー/113分/監督:Ramona S. Diaz
-----------------------------------------------------------------------------

 
旅土産。移動の飛行機の中で鑑賞。1度見てあまりによかったので旦那Aにも知らせてもう1度鑑賞。いやー素晴らしい素晴らしい…。すっかりジャーニーリバイバルマイブームになっちまった…。

ジャーニーと言えば高校の頃によく聴いた。特にバンドの誰が好き…等ということは一切なかったけれど、楽曲の良さだけでついつい1982年のアルバム『Escape』を購入。よく聴いてました…いやーよく聴いた…でもってよく歌ったりもした。今でも歌えるな…うんうん。

ジャーニーを最初に聞いたのは1980年のアルバム『Departure』からのシングルカット「Any Way You Want It(お気に召すまま)」。あれがね、日本でもヒットチャートのトップ10に入ったかなんだかで、よくラジオでもかかってたんですね。そんなわけでこの歌も中学か高校ぐらいによく歌ってましたが…今歌詞を見てみるとかなり直接的にエロい歌ですね…(笑)あははははは…知らんかった。元気一杯の曲調なのにー……(*´ェ`*)

ジャーニーの歌はとにかく気持ちいいのだ。スティーブ・ペリーさんの声が空に抜けるようにうわーっと気持ちいい。上手いんです。だからついついこちらも歌いたくなってしまう。

ジャーニーは80年代の半ばぐらいまでアメリカのヒットチャートで大活躍。とにかくとにかく売れてました。ルックスというかイメージがあまりお洒落じゃないオールアメリカンな感じのバンドだったので、ファンにはならなかったけど(ま…JAPANとかのほうがお洒落でしたから)とにかく曲はよく聴きました。スティーブさんの声が綺麗なんでついつい曲に聴き惚れるという…。バンドのファンにならなくても決して嫌いではなかったです。とにかく曲がキャッチー。『Escape』以外のアルバムは買わなかったけど、当時MTVやラジオなんかでもよく流れてました。

10年後、米人の旦那Aと出会ってからも、お互いに同世代な為「ジャーニー懐かしいねぇ」などと意気投合。今でもよく歌ったりする。ヤツもジャーニーのファンでは無かったらしいのだけど、とにかく高校大学の頃に巷で売れていたので大抵の曲は歌えるらしい。お、そういえばアイツはベスト盤も持ってたな…そういえば。

自分がファンじゃなかったもんだから、日本で売れていたのかどうかも全く知らないんだけど、とにかく現在アラ50の人間にとってのジャーニーって中学高校大学時代の懐メロですよね。いやー懐かしいな。そういえば産業ロックという呼び名もあったな…そういえば。

 
Journey - Any Way You Want It (1980) Original

(長髪がいいな…)
 Album:  Departure
Released: February 29, 1980
℗ 1980 SONY MUSIC ENTERTAINMENT


そんなわけで、前情報を全く知らずに見たこの映画。ともかくジャーニーがまだやってるなんてことも全く知らなかったです。ぶっちゃけ25年ほどバンドに何があったかなんてのも全く知りませんでした。興味もなかった。

この映画のタイトル「Don’t Stop Believin’(信じ続けろ)」は、大ヒットしたジャーニーの楽曲のタイトル。映画の内容も(このタイトルそのままに)自分の夢を追い続けて成功した人物=現在のジャーニーのボーカリストの話

現在のジャーニーのボーカル、アーネル・ピネダさんは1967年生まれのフィリピンの方。元々フィリピンのセミプロのボーカリストで、ジャーニーの曲も歌ってたらしいのですが、Youtubeに載せた彼のビデオが、なんとジャーニーご本家のギタリスト、ニール・ショーンの目に留まり、それがきっかけでアメリカに呼ばれて、ご本家ジャーニーのボーカリストに収まってしまったそうです。信じられないようなサクセス・ストーリー。

また上手いんだこのお方。映画の冒頭から歌ってるんだけど、スティーブ・ペリーの声にアーネルさんの映像を被せてるのかと思ったぐらい声が似てる。恐ろしいくらい似てる。私、前述したように中学の頃から聴いてて当時のほとんどの元曲を知ってるんで、彼のボーカルの再現力の正確さに驚愕。ほんとうにすごいです。気をつけて聴かないと分からないもん、本物(スティーブ)なのか代わり(アーネル)なのか…。
 
 
Journey - Any Way You Want It Live, 2008

 Live at Planet Hollywood Theater PA, Las Vegas, March 8 2008
アーネル君が可愛い

昔からジャーニーを知る者には十分楽しめます。昔からのコアなファンには、スティーブじゃなきゃヤダ…という方もいらっしゃるでしょうが、そこそこ楽曲が好きなぐらいのカジュアルなファンなら全く違和感がないと思う。それにこのアーネルさんも結構可愛い。可愛いなと思ってたら、なんだ私と同世代じゃないの…えぇー若くない…?

フィリピン人の彼がいかにジャーニーのボーカリストに迎えられたかの経緯を始めに、あのスティーブ・ペリーの後釜というとんでもないプレッシャーや、アジア人というハンデ(人種的な偏見)に打ち勝って、ジャーニーの正規のボーカリストとしてもう6年も活動している…という話が中心。ジャーニーのバンドの歴史から、全メンバーのインタビューも織り交ぜて年代ごとのライブの模様も沢山。ほんとに彼は上手いです。びっくりする。
 
自宅に帰ってきてからYoutubeでも見てみたけどやっぱり上手い。重箱の隅をつつけばそりゃースティーブさんとは違うところもあるけれど…でもあれだけ上手ければ全く気にならないです。何よりも信じられないような夢をかなえた彼のサクセスストーリーに感動させられます。ほんとにいい話。

なによりも本家ジャーニーのメンバーのおっさん達が、アーネル君を大変可愛がっている様子がいい。ただただアーネル君の声に惚れて、彼と一緒に新生ジャーニーとして新しくアルバムを発表してツアーをして…と、おっさん達が非常に活き活きとして嬉しそうなんですね。「また第一線でやれる、またステージに立てる、ファンも待っていてくれる、このフィリピーノボーイ(45歳ですが)と一緒にやれば、俺達はまだまだイケる」と、おっさん達が超喜んでる…それがすごくいい。

ニール・ショーンもまだ若いな。やっぱりバンドに勢いが付くと元気が出るんでしょうか。他のメンバーもみんな元気がいいんですよね。とても嬉しそう。もう60歳のおっさん達ですが、40年間も実力派のバンドとしてやってきた百戦錬磨・正真正銘のプロの顔もステキです。オジサンかっこいい。

いやーそれにしても懐かしい懐かしい懐かしい…。こんなに昔のジャーニーを正確に再現してくれるのならぜひぜひライブが見たい…と思ったら、今年3月に日本では武道館でライブをやったらしいです。日本のファンの方々はどう思ってるんでしょ…。

今度近所に来たら絶対見に行こう…旦那Aと一緒に歌いたい。

それから、以前から書いてる「アジア人はスーパースターになれるのか」のテーマですが、このアーネルさんもかなり面白い例ですよね。アメリカの国民的バンドのボーカルがフィリピン人…。未だにアメリカではスティーブしかありえない…というファンもいるみたいです。映画の中でもこのことには触れていて、アーネルさんご本人も相当のプレッシャーに悩んだらしい。ところが彼の歌の上手さが多くの人の偏見を覆したんですね。今では多くの人達がアーネルさんをジャーニーのボーカリストとして受け入れているらしいです。実力が偏見に打ち勝ったんでしょう。素晴らしくいい話。これも時代が変わりつつある一例なのかも…。

2013年7月7日日曜日

Perfume:ドイツとロンドン公演が大成功だった模様!



旅から帰ってきました。

早速Perfume関連。ドイツの公演もロンドン公演も大成功だったみたいですね。旅先で移動しながらPerfume関連の情報を見て、昨日帰ってきてからも早速ネットの情報を集めました。

たぶん今これを書き始めてる現在、パリで公演してる時間ではないかと思うんだけど、もう安心ですね。彼女達には何の心配もいらない。ほんとにPerfumeはすごいです。

いくつかあがってる動画も見たのですが、ほんとにいつものとおり。ドイツもロンドン公演もいつものように愛に包まれた幸せな時間だった模様。のっちさんとかしゆかさんはヨーロッパに行くのも始めてだったそうですが、そんなことも全く感じさせないほど堂々と楽しそうにしてます。やっぱり長年やってきた経験からくる度胸なんでしょう、西洋でも全く物怖じしてないです。たいしたもんです。

セットリストは日本に比べるとずいぶん短かったようで、正味1時間半ぐらいなのかな…? 欧州では初めての公演なのに、シークレットシークレットもEdgeNight Flightもやらなくて、新曲の多い選曲でちょっとびっくり。それでも会場は十分盛り上がった模様。なによりもみんな、やっとやってきてくれたPerfumeを見て興奮状態なんでしょう。舞い上がってます。いいね!

いやーしかしアノShepherd’s Bushでやるとはな…感慨深いですほんとに。あそこの箱の雰囲気はよく知ってるんですが、みんなFake Itでほんとに飛び跳ねてるのね。床抜けなくてだいじょぶだったんだろうか…(笑)。あそこなら参加したかった…すごいなー。個人撮影の動画は音も荒いんだけど、かえって生な感じがしていい。会場でライブを見てるような感じ。

ロンドン最後のGlitterはすごく嬉しい。あの曲はノリがよくてよく踊れる曲なんでロンドンの客もガンガン踊ってますね。あの曲はやっぱりいい。リズムがほとんど止まらないのでダンス曲としては最高。韓国のダンスフェスではやらなかったので、まさか今回やってくれるとは思わなかった。すごく嬉しい。


それにしても相変わらず可愛いです。愛らしい。舞台で踊るお人形みたいな3人の女の子の姿…がやっぱりすごく魅力的。ああいう感じは西洋のスターにはない魅力でしょう。東洋から来たイノセントでお人形みたいな女の子3人が、ノリのいいダンス曲をやってガンガンに踊る面白さ…はちょっと他にないです。摩訶不思議。なんなんだろう…と思わせるインパクトがある。

ものすごく可愛い。だけど子供の可愛らしさじゃなくてやっぱり綺麗な女の子なのね。なんていったらいいかな…以前も書いたけどPerfumeはちょっと機械っぽいというのか…実際には汗もいっぱいかく生身の人間なのに(Sweat girl!あまり肉体性が前に出てこなくて上品。彼女達みたいなのは西洋のスターにはいませんよね。あの人形っぽさや年齢不詳=まさにアニメのキャラみたいな感じは、(アジア人に比べて体のつくりが圧倒的に大きい)西洋人には出来ないと思う。特殊です。不思議。上品で綺麗

アジア人であることがハンデになりかねない西洋で、そんなアジア人にしか出来ない独特の見せ方がものすごく魅力的に見える。お人形みたいな女の子達3人が、見たことも無いようなダンスを踊るのがものすごく面白くて可愛い。片言のMCも魅力の一つ。なんていうかな…舞台上の彼女たちを見ると応援せずにはいられないような感じ。繊細に精巧に出来たお人形みたいな女の子達を守ってあげたくなるような…。観客の女の子は「あーステキだな…」と思うだろうし、男性は保護本能をくすぐられるのかな。なんか応援してあげたくなるんですよね。だからPerfumeのショーは世界中どこでやっても愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛…に溢れる温かくて幸せなライブになる。これってすごいことですよ。まさか海外でも同じ雰囲気になるとは想像できなかったです。みんな彼女達を見ると一瞬でふわーっと恋に落ちるような感じ…すごいことです。

だから、あの斜に構えた皮肉屋の多いロンドンでQueenWe Will Rock Youもやれるのか…(笑)。あれは信じられないです。ありえない。あの英国であの国民的な曲をアジアから来た女の子達が堂々と観客を煽ってコーラスをやらせるなんて信じられない…唖然。あれでPerfumeがいかに特殊か…いかに観客に愛されているか…というのがはっきり分かった。ほんとにすごいことです。あれは誰にでも出来ることではないですよ。2011年にビヨンセが同じShepherd’s Bushでボヘミアンラプソディを歌ってる動画があるのですが、会場では受けててもYoutubeのコメント欄では文句を言ってる人も結構いるんです。下手にコピーすると「Don’t Touch it.(触るな)」とか「Stay away from it.(近寄るな)」とかね…。英国人にとってQueenってそんなバンドなんですよ。ものすごく危険な領域。

韓国のダンスフェスでWe Will Rock Youをやってる動画を見て、あれはやらないほうがいい…などと以前ココにも書いたし、実際にロンドンでの動画を見ても(私個人的には)悶絶するほどハズカシイ…(笑)。だけど見終わる頃にはなんだか脱力して笑ってしまった。もういいや…(笑)いけぇぇぇぇーPerfumeもう怖いもんはねえーぞ、もうナニやったっていい…降参、すげー…。あんなこと誰も出来ないって…(大笑)。ロンドンのみんなもPerfumeにはほんとに優しいな…。あれが出来るのなら、歯磨きだろうがなんだろうがもうなんでもいいや。もう何やってもピースオブケーク(Piece of Cake)でございます。この人達は本当に心臓が強い…開き直ってるんだろうか…だって歯磨きなんて誰が理解するのよ…???(笑)。

初めての英語のPTAもイイカンジ。ドイツかな…Boys! Girls! Here! Here! Back! Front! Everybody! Everybody!…とやってるのを見て「ほおーやっとるやっとる」と感心。煽りもいつものとおり。上手いです。ロンドンではFish & Chips(笑)で盛り上がったそう。いいね!

ほんとに場数を踏んできたプロのエンタテイナーなんだな…すごいですね。私のつまらない心配など簡単に飛び越えてサラサラッと凄い事を当たり前のようにやってしまう…。彼女達の度胸は本物。本当に感服しました…って、歯磨きがいいとは決して思わないケド(笑)。

ロンドンでの最後、Glitterの後のあ~様のMCがまたいい…「ありがとうございました…understanding so much Japanese, I don’t know, you understand me everythingI feel the same music and passionI will never forgetI’m so happy.  Thank you for your love.  Keep loving Perfume.  Thank you so much…」と言うと、観客から大歓声が起こり、みんなが ハートマーク を出したのを見てちょっと涙が出た。いい言葉。あ~ちゃん伝わってるよ…素晴らしい。これがほんとにこの人の凄いところ。どうしても気持ちを伝えたくて、気持ちがそのまんま言葉に出てくるんでしょう。ちょっと感動しました。ほんと…やっぱりみんなこの子達を愛さずにはいられない。素晴らしいです。

アジアからやってきた守ってあげたくなるような可愛らしい女の子3人。繊細でお人形みたいな彼女達が一生懸命踊るのがたまらなく愛しい。片言の英語やドイツ語のMCもまた可愛い。PTAでもなんでも一緒にワイワイやって応援してみんな幸せ、Perfumeも幸せ…会場中が愛につつまれたPerfumeのライブ。あの多幸感は独特ですね。あの多幸感を世界にまで持っていけるとは…ほんとにたいしたもんです。

お、パリ公演も無事終わったみたいですね…。