能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年4月8日月曜日

マーガレット・サッチャーさん死去


イギリスのマーガレット・サッチャー元首相がお亡くなりになったそうだ。87歳。ちょうど一年程前、彼女の伝記映画がリリースされて感想を書くためにいろいろと調べたのだが、それをもう一度あげておこう。
 
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/The Iron Lady 』:英国の現代史をもっと見たい


アメリカでも今日はTVBBC Worldをつけると、サッチャーさんのニュースを何度も流している。間違いなく偉大な女性であったと同時に、その政権においていろいろと物議を かもす首相であったとも伝えている。公正なメディアであろうとするBBCらしく、お涙頂戴話にならないところはさすが。

首相になったのは1979年。保守派の政党内。まだまだ残る男尊女卑の風潮。西洋で「ウィメンズリブ」=「女性解放運動」が力を持ち始めた頃、その理想を具現化したかのように登場した「鉄の女」。1979年の当時、先進国で女性がリーダーになるのは世界初。その「世界初の女性」は、単なるお飾りどころか、国を救い、世界の政治の流れさえも変えるような偉大な偉大な人物だった。愛され、尊敬され、同時にその強硬政策でとことん嫌われつくし、それでも一切怯むことなく自分の信じる道を突き進んだこの女性は、これからも決して忘れられることはない。

女性が強く強く信念を持って生きる事を、世界最高レベルで成し遂げた現代の偉人。彼女の存在と実績が、世界中のどれほどの数の女性達に勇気を与え、また今後も与え続けるのかは想像することさえできない。私のようなノンポリの怠け者主婦でさえ、この偉大な女性には、言葉では言い尽くせないほどの敬意と尊敬の念を強く抱かざるを得ない。

サッチャーさん、どうか安らかに。ご 冥福をお祈りいたします。
 

 

2013年4月7日日曜日

映画『十三人の刺客/13 Assassins』 ;グロはいかんよグロは…日本の暴力映画は西洋でどう見られているのか


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『十三人の刺客(2010年)日本/カラー
126(International)監督: 三池崇史
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あー…三池監督の感性が嫌いだと言ったらそれまでで、じゃあ見なきゃいいじゃないかという話。そのとおり。

それでも時代劇を見たい。近年日本の時代劇は絶滅寸前らしい。そんな中で結構話題になった現代の時代劇。それなら見てみよう。しかし監督はあの(グロで悪名高い(笑))三池崇史監督。さてどうしよう…。

結局、アメリカでも去年劇場公開されたけど見る勇気が出ず。…と思っていたらオンライン映画サービスNetflixで公開されているのを発見。早速恐る恐る(一人で)見てみることにした。

以下おおいに吼えます。もちろん個人的な感想。かなり好き嫌いで言っている。だけど世間で高評価の映画にこういう反対意見があってもいいと思うので正直に書いておきます。海外でも有名な三池監督の映画に、日本国内からこういう意見が出ることはまずないだろうと思う。この映画がお好きな方は非常に気分を悪くされると思うので、決してお読みになりませんよう…。
 
 
 
ネタバレ注意

…下品ですね。SMAPの稲垣吾郎さんのキャラ設定の描写、あれはなかろう…。苦しむ娘さんのシーンなんて、あんなもの全部見せる必要はない。そういう大変な話だっていうのを想像させればいいだけでしょう(そもそも設定がありえない)。もうあれでダメ。全然ダメ。表現が不快。下劣。だから三池さんの映画はダメなのだ(ファンの方ゴメンナサイね)。

後半のアクションシーンも、もう少し面白いかと思ったら、単なる血みどろの斬り合いを延々と40分間見せられるだけ。くどい。とにかく不快。何から何まで醜悪。アクション映画と言えるほどの爽快感もかっこよさもない。

ほんとにあれだけの有名な俳優さん達を使ってこんな駄作しか出来ないなんて信じられない。とにかく斬り合いのシーンが長すぎ。人を殺して殺して殺しまくるPCゲームをやったことがあるけど、ちょうどあんな感じ。実写なんで不快感は10倍。ほんとに酷い。

まず大勢の敵を殺すという本来の目的があるのなら、柵で何十人と囲って23発爆弾を放り込めば済むだろうに、わざわざ少人数で斬り込んでいくなんて全く理解不可能。明らかに馬鹿で無駄な自殺行為をしている人物達を決してかっこいいとは思えない。あれではただ血の気が多いばかりの馬鹿集団。肝心の斬り合いも、全く変化のない血みどろシーンばかりを延々と見せられてげんなりする。ただただ苦痛。

何故かSMAPのゴローちゃんが高評価みたいだけどそれも疑問。大物アイドルにあの悪者キャラ設定が斬新なだけで演技は棒。高評価している方は、もう少しちゃんと見たほうがいい。
 
とにかく中身のないキワモノ映画。知性を全く感じられない。あれだけのお金をかけてよくもこんな駄作がつくれるもんだ。良かったのは俳優さん達の熱演だけ。松方弘樹さんは超かっこよかった!
 
 
それよりも、三池監督で気になるグロ表現について文句を言いたい。一度言いたかった。

一般的に映画の暴力描写そのものは、話の内容次第ではそれほど気にならない。だけどとにかく理解できないのは、人物のもがき苦しむ様子を娯楽として見せること。三池監督はこれが得意でしょ。殺すならパッと殺さないと…。うめき声、苦しむ表情、苦痛、痛み、残酷さ…こういう人の苦しみを娯楽にしちゃいけない。品性の問題。見る側もそういうものを表現として当り前だと思っちゃいけないと思う。人の苦痛を娯楽として楽しむなど、人として下品極まりない。

そういうタイプの映画が存在するのは理解している。しかし、そういうタイプの映画にはそれなりの存在するべき場所があるはず。ゲテモノ残酷映画にはゲテモノ残酷映画の居場所があったはず。問題なのは、近年、日本やアジアで製作される残酷ゲテモノ映画が、どうも西洋で「それなりの評価」を得ているらしいこと。

むかしイギリスに住んでいた時、三池監督の『オーディション』が話題になったことがあった。あまりの過激さのためなのか、どういうわけか「フェミニズムに絡ませた芸術映画枠」に入れられてしまって高評価だったんです。TVでも深夜に放送されたので見たんだけど後悔した。あまりに酷くて途中で脱落。あんなもの芸術でもなんでもないじゃないの。残酷キワモノ映画でしょ。
 
 
イギリス(西洋)にはどういうわけか、アジアの残酷映画を好む人達がいるんです。「Asian Extreme」なんて言い方もあるくらい。しかしな…他にいくらでもいい日本映画があるだろうに、残酷描写ばっかりの下品なBC級映画ばかりを採り上げて、現代日本映画の代表と言われるのも困ったものなんです。ほんとにとしか思えないんだけど…。

また、日本の残酷映画が西洋でウケたからといって、日本人がいい気になるのも大間違い。どうせ西洋なんて最初からアジア人を偏った目でしか見ていないんです。アジア映画の残酷描写は、そういうものをわざわざ見たいアチラの物好きを喜ばせてるだけ。特殊な枠。だからああいうキワモノ映画が西洋でウケたからと言って「西洋一般にも受け入れられた芸術表現だ」などと日本人がいい気になってはいけない

一番の問題は「アジアの残酷映画を好む特殊な市場」の要求に過剰に応える(西洋の)映画配給会社のバイヤー達。彼らが勝手に日本やアジアの残酷映画ばかりを面白がって採り上げるからこそ西洋では「アジア映画=残酷描写」などというとんでもないジャンルができあがりつつあるんです。三池監督はそれに上手くのったんだろうと思う。しかしそんな「特殊な枠」を「一般にも評価された」と思うのは大きな間違い。
 
 
西洋人はアジアを本気で理解しようとしないのが基本。最初から別枠なんです。だからどんなに妙な映画でも珍奇なものだと面白がったりする。そんなレベルでアチラにウケてもしょうがない。三池監督に限らず残酷描写ばかりの日本映画ばかりが海外でもてはやされるのは非常に大きな問題。もっと別のところで勝負して欲しい。

この映画も、一見本格サムライ映画と見られているのか、海外では高評価。だけど実際はくどいグロ表現に頼った全く中身のない駄作。映像表現も下品。まず日本人がそれに気付かないとダメ。こういうものが現代の日本を代表する映画なんてとんでもないです。もっとマシな日本映画が見たい。もっと「普通の枠」の日本映画にがんばって欲しいと思う。



2013年4月4日木曜日

Neneh Cherry - Buffalo Stance (1989)


 
可愛い声。
 

Neneh Cherry - Buffalo Stance (1989)

 Album: Raw Like Sushi,
Released: May 1989
℗ 2008 The copyright in this sound

recording is owned by Virgin Records Ltd
 

1989年だっけ。あーそうだっけ。バブルの真っ只中ですね。この頃は一切踊りに行かなかったけど世間ではこういう曲が流行ってました。

今見ると、Neneh Cherryちゃんはすごく可愛いのね。イギリス人かと思ったらスウェーデン人だそうだ。この曲の入ったファーストアルバムは「Raw Like Sushi(寿司のように生)←笑」

これ公式ビデオなんだけど画質が悪い。


2013年4月3日水曜日

DJ Neo ft. Soraya Vivian - Groove With You (2010)



ひゅ~~っ!! (^o^)/ワーーーーッ!!



 
DJ Neo ft. Soraya Vivian - Groove With You (2010)
 
Album - Hed Kandi: Disco Heaven 10
Released:  Sep 29
 

あっ………(汗)これはっ…ヤバッ、とにかく温故知新をあんまりやり過ぎてすっごくダサ超絶かっこいい!いやもう降参しちまおう、無茶苦茶カッコイイッ!!あははははははは。よくぞここまでやってくれましたっ!傑作!拍手喝采!

ポーンポーンポンポンポーンひゅ~っ!こんなにも70年代後期ディスコのカッコイイ部品をえげつなく詰め込んでてんこ盛りっ。もうっどうしよう…このベースラインを聴けっ!あっそこでサックスくるかっ!カッコイイとかダサいとかぜーんぶ通り越して超絶いいわっ!!死ぬまで踊れるっ!  
 
イエーーーーーッ!!!   (((( (*o*) ))))  ワーーーッ!!!

きっとドナ・サマー様バーナード・エドワーズ様トニー・トンプソン様、その他の大先生方も爆笑しながら天国で踊っていらっしゃるに違いない…(大笑)。
 
 
 

2013年4月2日火曜日

Perfume:ULTRA KOREA 2013(ULTRA MUSIC FESTIVAL)出演決定!!


きたね。きたきたコレ。やったな…。とうとうきました。ダンス系の本格海外フェス。やったじゃん。韓国ソウルだそうですよ。こういう音楽は日本より韓国のほうが流行ってるの?

★こちらはPerfume公式のニュース
1999年より、アメリカ・マイアミを本拠地としてスタートしたエレクトロ ダンス ミュージックの大型FES、「Ultra Music Festival」! 昨年からは韓国でも「Ultra Korea」としてスタートし、今年も同じく開催が決定しています。その今年行われる「Ultra Korea」に、Perfumeの出演が決定いたしました!

 [日時] 2013614()
 [場所] 韓国:JAMSIL OLYMPIC COMPLEX (Main Stadium, Aux. Stadium, Parking Lot)

 
やたやたっ!それではオフィシャルサイトに行ってみよう。

お、アーミン君が来るのか。Fedde君も?  KaskadeAfrojackAvicii…有名どころね。えっボーイ・ジョージも来るそうな。ほー。なんかよく知らんけど。
 
今回のPerfumeちゃんの対バンは…、わっなんかロゴばっかりで読めん…。アーミン君はとりあえず同じ日なのかしら。Fedde君とボーイ・ジョージ君は翌日ね。とりあえずこれ2日間で2日ともいったほうがよさそうだな…。
 
ま、いいや。ヨシッ元気が出てきたぞ。Perfumeがやってくれると元気が出る! だいじょぶだいじょぶ。ダンスフェスのDJなんてみーんなムッサイおっさんばっかりだろうから(←想像)、美しいPerfumeちゃん達は大人気だと思います。あんな綺麗な若い女の子達なんて他にいないですから。ドッカーンと自信を持ってイッテラッシャイ。よしっ! 面白くなってきたぞ!! 
 
ワタクシの希望としましては、ガンガンブリブリゴンゴンバリバリバキバキドッカーンと音圧のデカイ超うるっさいヤツを何発もお見舞いして、近所のビルのガラスぐらい割ってきていただきたい! いやそれぐらいのつもりで。この際上品とか可愛いとかあまり考えずにドッカーンと思いっきりやってきてよPerfumeちゃん!!! たのみまする。何曲やるのかな。
 
皆の衆Perfume活動開始!!!ヨシッ!



2013年4月1日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第13回「鉄砲と花嫁」


白無垢の花嫁姿というのはいつ見ても泣ける。八重ちゃん(綾瀬はるか)が綺麗。花嫁姿からあっという間のエンディングでしたが、桜の花びらの舞う中、静かに歩を進める八重ちゃんを見ながらちょっと泣けました。よかったね…。

仲人の秋月さん(北村有起哉)が八重ちゃんの花嫁姿をみておおっと驚くのも、いかにもありがちなのですが、いくらベタでもいいものはいい。西郷頼母さん(西田敏行)の思いやりで秋月家から嫁入りをすることになったそう。八重ちゃんは周り中のみんなに祝福されているんです。いい話だ。

というわけで、今回のメインは八重ちゃんの嫁入り話。先週が戦でしたからね。こういう連続ドラマでの押して引いてのメリハリはいいですね。

さて、とうとう尚之助さん(長谷川博己)が動きました。新しい銃が出来て自信がついたそうです。「どこに行っても生きていける…。」なるほどな…。嫁をもらう責任をしっかり考えてくれてるんですね。いい人だ。

それでも八重ちゃんはまだ「ダメです!」…結局この真面目なお二人は今まで「私は貴方を会津に縛り付ける」「ボクはキミを幸せにできないかも…」と相手のことばかりを思ってうじうじ遠慮し続けているわけです。ところが今回、とうとう男川崎尚之助が動きました!よしっ! こういう真面目な人は一旦心を決めると急に押しが強い。押せ押せで男らしいです。女性はこんな真正面からの直球プロポーズに一番ドキっとするんですね。とうとう八重ちゃんも「ハイ…。」目には涙。いい話…。

権八パパ(松重豊)も青いほっかむりをして興奮してます。母上(風吹ジュン)もうらさん(長谷川京子)も家族全員みんな嬉しそうです。

弟の三郎君(工藤阿須加)が憎まれ口をきいた後に、深々と頭を下げてきちんとお祝いの言葉を言うんですが、この場面でジーンときました。この子は小さいときから礼儀正しいですね。このドラマはこういう細かい人物描写がすごくいい。

そんなわけで、今回は八重ちゃんの嫁入りがメイン。会津の人達がみーんないい人っていうのもいいな。八重ちゃんが幸せになるのがしみじみ嬉しい。
 
 
京では会津から佐川さん(中村獅童)が上京。長州は外国と戦争。おまけに幕府は長州征伐に向けて準備中。長州は大変です。大阪では西郷どん(吉川晃司)が勝さん(生瀬勝久)と会って何かを納得して帰っていきます。そして長州征伐をキャンセル。その後慶喜さん(小泉孝太郎)は「江戸は分かってくれない」と容保公(綾野剛)に愚痴ってます。会津の殿様も辛いところ。

ところで長州はこの外国との下関戦争で負けた事により方向転換して開国派になったそうです。あーそうだっけ…。幕末の歴史はほんとに難しいのでまた勉強しなくては…。

来週はいよいよ八重ちゃんの嫁入りよ。権八君はどうする…。

 
 
 
 

2013年3月31日日曜日

映画『スーパーエイト/SUPER8』:ボクはおうちに帰りたいの


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スーパーエイト/SUPER82011年)/米/カラー
112分/監督: J.J. Abrams
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 オンライン映画サービスNetFlixにて鑑賞。

んまーなんとワタクシが中学や高校の頃に見た映画と似てるんでしょうか…と思ったら、監督のJ.J.エイブラムスさんが同世代。なるほどあの時代のアメリカ映画の雰囲気がよく出てますもんね。お話の時代は1979年。おおーっだからマイシャローナなのか、ドントブリングミーダウンなのか、ハートオブグラスなのか、おしゃれフリークなのか…おーい懐かしいじゃないかい(←これだけでもう高評価決定)。

内容もワタクシが見て育った映画のまんまです。要するに私と同世代の監督が中年になって子供の頃に見た映画をそのまんま再現したようなノスタルジーSF映画。

…と思いながらおおいに楽しんで映画を見終わったら、プロデューサーはなんとスピルバーグ大先生ご本人じゃないですか。あーやられたっ。やっぱりなー…といかにもなセッティングに大笑い。現在アラ50世代の人間には嬉しく嬉しくててたまらんSF映画です。

 

ネタバレ注意

昭和35年から昭和40年ぐらいに生まれて、1980年頃に洋画が好きな中高生だった世代の皆様、これは楽しめますよ。全編パロディのよう。未知との遭遇(夜の青い光、謎設定)、エイリアン(ホラー、巣)、ET(おうちに帰りたい)、グーニーズ(子供)、スタンドバイミー(子供)、それに当時全世界で流行っていたホラー映画(ワッとびっくり演出)の数々。そんなものを思い出してニヤニヤ出来ます。

時代設定は1979年、まず画面の色が70年代の映画、これわざわざ努力して再現してるんでしょうか。いかにも当時の映画っぽいの。色合いが当時の映画のまんま。夜の光がなぜかやたらと青いのもそう。たぶんカメラワークも考えてそれっぽくしてると思う。人物の顔を急に大写しにしたりね。音楽もちょっと大げさ。テーマがそもそも当時流行りのエイリアンものだし、ホラーものだし…。子供の服も髪型も子供部屋の飾りも、アノ頃の憧れのアメリカ映画のまんま。あー懐かしいわー。

音楽もELO, ナック、シック、ブロンディー…でどうよ…。

プロデューサーがスピルバーグで全てがガチ。おーい…やっぱりそうか…スピルバーグがもう一回あの頃のような映画を撮ろうかなと思ったら、20歳年下の後輩がまんま同じ様な映画を撮ってくれたからプロデュースしちゃったのかなと思える映画。

エイブラムス監督がスピルバーグ師匠に心をこめて贈るオマージュ。あれもこれもとスピルバーグ映画の記号がたっくさん出てきます。それを大先生も喜んで受け止めてプロデュースを引き受けてくれたんでしょうか。なんと微笑ましい。

79年には出来なかったCGによるトレイン・クラッシュの大参事は見もの。こういうの、やりたかったんだろうな…。おーいあんなに大げさに爆発して一人も怪我してないなんて、あるわけないじゃないのー(笑)。

大先生の映画が超プレミアムA級なら、この映画はたぶんBプラス級。いろいろとアレレな場面もあるけどね…まあいいじゃないですか。エイブラムス監督のスピルバーグ大先生へのリスペクトで帳消しにしていいでしょう。この映画にあるのは監督から大先生への愛、愛、愛です。

当時のあの頃を知る世代にとっては、それはそれはもう嬉し恥ずかし懐かしのノスタルジー映画なんだもの。見てる間はあの頃に戻れます。ニヤニヤしながら全編楽しめる。同世代の旦那Aも大変盛り上がって見ておりました。ワクワクしてほんとに面白かった。

エイブラムス監督が、アノ頃のスピルバーグ映画の感動をもう一度…と思いながら作ったBプラス級SF映画。大先生も話にのってくれたぞ。ちょっと大先生の映画よりもツメが甘いのはご愛嬌。世界中のアラ50の世代が'70年代後半を懐かしく思い出せるノスタルジーSF映画。まるでエイブラムス監督とスピルバーグ大先生と一緒に同窓会に参加するような楽しみ…。

昭和35年から昭和40年ぐらいに生まれた中年の皆様、これはお勧めです。