能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2012年11月22日木曜日

ABC - Tears Are Not Enough (1982)

 
 
さて、トレバー・ホーン。

 
 
ABC - Tears Are Not Enough (1982)

 Album:  The Lexicon of Love
 Released: Jun 25, 1982

 

ABCのバカ売れに売れたアルバム『The Lexicon Of Love/ルック・オブ・ラヴ』。シングル「LOOK OF LOVE」もむちゃくちゃ売れました。何の括りだったのか今調べたら、この人達もニュー・ロマンティックの括りだったそうだ。ボーカルの人が、背も高いが顔も非常に長いという…(少なくとも当時のティーンの)アイドルにはちと難しいルックスだったにもかかわらず、それはそれは売れました。


というのもこのアルバム、それはもう素晴らしくゴージャスな音作りで、とにかく華やか。ゴージャス、豪華、華やか、派手、きらびやか…。キラキラキラキラそれはもう派手な音でとにかく気持ちがいい
 
その音作りを担当したのが、当時非常に売れていたイギリスのプロデューサー、トレバー・ホーン。とにかく当時有名だった人。1979年に「ラジオスターの悲劇」のバグルスで大ヒットをとばし、その後プログレバンドのYESのメンバーになった後、自分のバンドART OF NOISEで実験をやりながらプロデュース業に精を出す。ABCの他にもFrankie Goes to HollywoodBAND AIDなどでよく売れました。
 
 
さてこのアルバム『The Lexicon Of Love』、音楽の専門的な事はよく分からないけど、とにかく音のアレンジが華やか。細々とした音の質感や強弱のバランスが絶妙。ものすごく綺麗。
 
この曲は後ろでギターがチャカチャカ始終鳴ってて、単純なベースとドラム、たまに入る合いの手のようなホーン、ピアノ、ベルのようなキーボード、手拍子?…。非常に派手で音数が多そうに聴こえるのに、実は個々の楽器の音の間には隙間が多い。特に最近の(ミッチリと隙間なく音を詰め込んだ)DJ音楽に比べると、楽器の音そのものの構成はスカスカに聴こえる。それなのにこんなにも華やかなのは、個々の音の響きや強弱がとんでもなく緻密に考えつくされているからだろうと思う。
 
スタジオ録音でしか出せない音でしょう。実際に動画サイトにあがってるライブの音を聴いても、アレンジが単純でこんなにステキに聴こえない。この音がABCのバンドの力なのかトレバー・ホーンの力なのか知らないけど、ほんとに見事です。
 
アルバム全部がものすごく神経細やかに作られている傑作中の傑作。もし問題があるとしたら曲調が大袈裟でドラマチックすぎるということだけ。最初から最後まで極上の職人芸。曲と曲のつなぎも見事。1曲ごとにバラバラで聴くよりアルバムで聴いたほうがいいと思う。
 
このアルバムが良すぎて彼らの他のアルバムを全く聴いていない…。
 
 
 
 

2012年11月21日水曜日

Phil Collins - Sussudio (1985)


踊れますとも。

Phil Collins - Sussudio (1985)
Album:  No Jacket Required
Released:  January 25, 1985
℗ 2016 Philip Collins Ltd. under exclusive license to Rhino Entertainment Company, 
A Warner Music Group Company

  
さて、ゲーテッド・リバーブ・サウンドを生み出した、フィル・コリンズ(Phil Collins)さんがヒュー・パジャム(Hue Padgham)さんと共同プロデュースで1985年に出したアルバム「No Jacket Required/フィル・コリンズIII」からのシングル。大大大ヒットしました。とにかくこのアルバムから出す曲出す曲全部大ヒット。暗闇に赤いお月様のようなフィルさんの顔の浮かぶジャケットのこのレコードを私もついつい買った。

それで同年春にワールドツアーで来日したときにもついつい武道館に見に行った。1日だけのつもりがあまりに良かったので、ついつい翌日も当日券に並んで見に行った。とにかく歌うはドラムを叩くは日本語を話すは踊るは冗談を飛ばすは…細かいことは良く覚えていないけど、とにかく圧倒された。質の高い楽しいほんとに素晴らしいショーでした。プロというのはこういう人の事をいうんだろうなと思った。
 
なんと同ツアーのライブ映像が出てきた。アメリカでの5月ショー。日本のショーは4月だったので直後ですね。ライブなのに音をそのまんま再現してます。
 
Phil Collins - Sussudio (No Ticket Required) Live!


そういえばこのショーでは音と共に光の踊る照明のバリライトがすごく綺麗だったのもよく覚えている。このバリライトもこの人とジェネシスが開発に関わったらしいと最近知った。ほんとに才能豊かな人ですね。

禿で小柄ながっちり体形のオヤジ(ゴメンネ)なのに、音楽が出来ると20歳の女の子にもとてもステキに見えてしまうといういい例(笑)。少なくとも私はステキだと思った。だってドラムが上手いし楽しそうなんだもの。そんなファンは私だけではなかったらしく、全世界でも大人気。

伝説のライブエイドでは、ロンドンのウェンブレーで一旦演奏してから、わざわざ(今は無い)コンコルドに乗り込み同日中にアメリカのフィラデルフィアのステージでもドラムを叩いてしまうという離れ業をやってのけました。当時ものすごく忙しかったと思う。なんとこのお方は去年引退されたそうです。ほんとかな…。

余談だが、イギリスにはこういう体形のオジサンがよくいる。気さくでいい人が多い。


2012年11月20日火曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第45回「以仁王の令旨」


久しぶりに…なんだか今回面白かったかも。
 
またまた視聴率の記録を塗り替えたそうですが、いや今回、内容はよかったと思います。ほんとよ。歴史が動いた。動けばいいんです動けば。このドラマ、どうも歴史をナレーションで済ませて人物達のパーソナルな悩みや葛藤ばかりを拡大するので、なんだかつまんないなーという回が多いのだけど、今回は歴史が動いたぞ。歴史の動きが見えれば面白い。動く歴史に翻弄される人物達の心理描写もいいバランスで絡めていたと思う…。
 
なんだか妙な衣装があったり、肝心なところで合わない音楽が鳴ったりしていたけど、演出はすんなりと自然で鼻につく場面もなく話に集中できた。内容が盛りだくさんにもかかわらず、それなりに順をを追った状況展開があった。
 
 
くすぶる源氏と腐り始めた平家のあらすじ
 
源頼朝君は武芸のお稽古。奥州では義経が弁慶とじゃれている。お世話になってる藤原秀衡さんは平家にご不満らしい。
 
一方京では、平家に所領を奪われた以仁王が憤懣やるかたなく、(同じく)いろいろと我慢している源頼政に平家打倒をけしかける。
 
平家の宗盛はお兄ちゃんが亡くなって重圧に耐えかねたのかグレてます。頼政の息子はこの人に大事な馬を取り上げられて怒り心頭。頼政親子はだんだん頭にきている。源氏はくすぶってます。
 
清盛爺は孫の安徳天皇を即位させ、自分は福原で酒と女に溺れる。日々白拍子をはべらせて、周りには無理難題を怒鳴り散らす。重臣盛国も困り顔。老害はもう手のつけようがない。平家に陰りが見えてきた…。
 
満を持して以仁王が全国の源氏に平家打倒の令旨を発令。火がついたぞ。よしよし…盛り上がってまいりました。
 
 
不満を募らせ動き始めた源氏に、陰りの見え始めた平家の対比。そこに発令された以仁王の令旨。これがはっきり見えて面白かった。個々人の感情は歴史の大きな流れの中の飾り程度。いいバランスだと思う。
 
それにしても惜しむらくは俳優さん達が皆若いこと。これは今さらどうにもならないことだけど、平家側にもう少し(せめて)30代後半の俳優さん達がいれば、これから力をつけてくる若い源氏との対比が面白かったろうにと思う。時子さんも時忠も後白河法皇ももっと老けてたほうがいい。松山さんが一人ジジイになってがんばっている。
 
 
なんだか先週と全然違うな。やっぱり脚本や演出にムラがあるのかな…?ともかく最後に向けてラストスパートでしょうか。来週は「頼朝挙兵」。このままあと数回、面白いといいな…。


2012年11月19日月曜日

シンガポールに行かれる方には動物園がお勧めです


 
これからシンガポールへ行かれる方で動物好きな方、時間があったらぜひお勧めしたい。

シンガポールにある巨大動物園、シンガポール動物園Singapore Zoo)。


シンガポールはほぼ赤道直下にある熱帯の土地なので、南国の動物や鳥達がすごく元気。おそらくライオンやシマウマ、キリンなどアフリカの動物はどこの動物園よりも幸せでしょう。11月とは言っても真夏。冬に行くには最高。

 
それから個人的にはもっとお勧めなのがシンガポールの鳥園、ジュロン・バードパークJurong Bird Park)。


鳥好きにはたまらないです。自由に小鳥の飛び交う巨大温室に人間が入って見る展示なので、小鳥が目の前の木に止まってくれたりします。賢い猛禽類のショーも楽しい。

どちらも熱帯植物の茂るたいへん美しいところなので、日本からならいい観光スポットだと思う。動物や鳥がうろうろしてます。

シンガポールいいな…私も行きたいよー。
 
 
 
 

2012年11月18日日曜日

Peter Gabriel – Intruder (1980)


 
またPeter Gabriel3枚目から。
 
 
 
Peter Gabriel – Intruder (1980)

 Album:  Peter Gabriel 3: Melt (Remastered)
Released: May 30, 1980 
℗ 2015 Peter Gabriel Ltd 

 
だって懐かしいんだもの。ずいぶん長い間聴いてなかったな。
 
ところでこのピーター・ガブリエルさんのソロ初期4枚のアルバムは全部タイトルが「Peter Gabriel」で大変紛らわしい。この3枚目は顔が半分溶けたようなイメージなんで、欧米では「Melt」と呼ばれている事を今回初めて知った。
 
最初に聞いたときはこのドラムの音が衝撃だった。ぎゃーかっこいいとすぐ飛びついた。ピーターさんはプログレバンド、ジェネシスのボーカルだったのだけど、私が洋楽を聴き始めた頃にはソロになっていて、代わりにジェネシスではフィル・コリンズさんがボーカルになっていた。そのフィルさんが、このドラムを叩いている。これをゲーテッド・リバーブ・サウンドと言うらしいというのも最近Wikiで知った。
 
このサウンドを作ったのが、プロデューサーのスティーブ・リリーホワイトとエンジニアのヒュー・パジャム、それにドラマーのフィル・コリンズ。テクニカルなことは何も知らずに聴いてましたね。
 
このアルバムは、バックアップメンバーも豪華。私が聞いたことのある名前だけでも、Kate BushRobert FrippTony Levin Phil Collins Paul Weller などなど、当時ちょっと癖のあるタイプの音楽を聴く人の間では有名な人が並んでいる。
 
 
 
 

2012年11月17日土曜日

Perfume韓国公演も大成功!



土曜日の韓国での公演も
またまた大成功だったらしいです。
素晴らしい素晴らしい素晴らしい。

正直ちょっと心配してました。
8月から色々とあったでしょ…
ほんとに大丈夫かな…と心配だった。
それなのに昨日は
いつもの愛に溢れるPerfume公演
素晴らしい素晴らしい…。

空港でPerfumeを迎えたファンの方々の
愛の絶叫も微笑ましい。
みんなほんとに嬉しいんだよね。
うんうんわかるわかる。
Perfumeさん達もニコニコして、
ほんとに嬉しそうだ。


ライブではまた
素晴らしく幸せな時間が流れた模様。
ほんとによかったよかった。
月並みな言い方だけど、
歌の力、音楽の力、
アイドル/アーティストの力、
芸術の力、ライブの力、
ファンの愛の力を実感する。

本当のことは分からないけど、
スタッフの方々もメンバーも
ここ3ヶ月ほど
色々と思うところがあったんじゃないでしょうか、
私もちょっと心配した。

そんな状況で昨日、
世間や大人達が
色々と悩んでいる事を、
若い人達はすんなりと飛び越えて
仲良く手をつないでしまう
みんなPerfumeが大好きなことは一緒、
参加したみんな全員で幸せな時間を作り上げたんでしょう
素晴らしいな…。


勇気を持って挑戦したPerfume陣営の方々にも、
暖かくて熱狂的な韓国のファンの方々にも
みんなに大きな拍手。感謝感謝。
Perfumeの歴史はみんなで作っていくんですね。

またPerfumeは大きなハードルを越えたね。
どんどん新しい記録と
動かしようのない実績、
自信を積み重ねていくんだな。
ほんとに大きくなった。

さあ、あともう1回!

 
 

2012年11月15日木曜日

Liquid Soul - Devotion (Plain)(2008)


プログレッシブ・トランスというらしい。
 
Liquid Soul - Devotion (Plain)(2008)
Devotion
Released: Sep 21, 2010
℗ 2010 J00F Recordings, UK

この手の曲は95%は飽きます。私が年寄りなんだと思う。けっこう色々と聴いたけど音が単調すぎて飽きる。…がこれはなんとか作業用に聴けるかなと思う。そもそもこういう音楽というのは、アチラの方々がクラブでラリって延々と身体をゆするための音楽だと思うので、単調であればあるだけいいのだろうけど、しらふでも曲によってたまに気持ちよかったりもする。

この曲もとりあえず聴きやすい。前に走るような音のノリがいい。この手の音楽というのは(音楽と言えるのかも分からないけど)感覚だけで聴くようなものなんでしょう。だから個人的に好き嫌いが激しく分かれると思う。個々人が気持ちいいか気持ち悪いかしかないのだろう。この曲は私には気持ちがいい。基本のリズムが気持ちよくて、時々入る飾りや小技が面白ければ飽きずに聴ける。こういうものをプログレッシブ・トランスとかPsy Trance(サイトランス?)とか言うらしい。

これも動画サイトで見つけた。いろいろとつついて出てきた情報は以下の通り。

DJは、Nicola Capobianco(ニコラ・カポビアンコ?)さん。1979年スイス、チューリッヒ生まれ。1993年あたりからプログレッシブ・トランスを始める。ヨーロッパのいろんなクラブでDJをやってから2001年にプロジェクト、Liquid Soul(リキッド・ソウル)を始める。その他にもいろいろと別のプロジェクトをやったりして、いろんな賞ももらったりしてるらしい。

レコード会社は「IBOGA Records」。この曲はアルバム『Love In Stereo』の1曲目。

同じ名前「Liquid Soul 」でシカゴのアシッド・ジャズのバンドもいて、iTunesでも明らかに間違って混ざってるみたいなんで要注意。

この曲が好きだからといって、必ずしも同じDJの他の曲がいいとは限らないのが、この手の曲の難しいところだと思う。