能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年8月19日日曜日

Pebbles - Mercedes Boy (1988)



バブル直前?
 
Pebbles - Mercedes Boy (1988)

Album:  Pebbles
Released: Jan 1, 1987
This Compilation ℗ 1987 UMG Recordings, Inc.


まだかな。バブルのカオリがし始めた頃? よく覚えていない。だんだん忙しくなってきてじっくり音楽を聴く時間も無くなってきた頃。いちいちチャートで何が売れているのかを気にするわけでもなく、とりあえずラジオなどで鳴っている音楽が聞こえてくるという程度。もちろんCDを探して買うわけでもなし。その時期に聴いて聴き流して忘れてしまった曲のひとつ。

そんな忘れてしまった昔の曲を動画サイトなどで見つけるとちょっと嬉しい。この曲もそう。ほぼ忘れてました。CDを買ったわけでも、アーティストのファンになったわけでもないので曲以外の情報を全く知らないのだけど曲だけは心に残った。それはそれですごいなと思う。

いかにも80年後期っぽい音でずいぶん時代を感じますが、ちょっと懐かしい。


2012年8月18日土曜日

Herbie Hancock – Chameleon (1973)



ファンケー!


 Herbie Hancock – Chameleon (1973)
Album: Head Hunters
Released: Oct 13, 1973
 1973 Sony Music Entertainment Inc.
 
かっこいいっす。もしかして1973年でトランスをやってたようなもの?延々と聴く。私は作業用に聴いたりもする。アルバム「Head Hunters1973年。私もまだ子供だった。そんな大昔なのに今聴いても全然古くない。超かっこいい。同じ調子を延々と繰り返す感じも近年のダンスミュージックとあまり変わらない。まったりと延々踊れる。すごいなー…いや、でもリピートばかりで飽きるとも思います。そんなところも似ている。
 
私は真面目なジャズ聴きではないので、正直即興のキーボードをうるさく感じるところもあるんです。5分過ぎあたりから(ウリュセー!)。だけどこのベースが延々と鳴ってるとそっちのグルーブばかりを聴いてしまうんで、とりあえずうるさくってもいいかな…と身体を揺らしてしまう。止まらない。ベースもノッてきてだんだん速くなる。
 
740分からちょっとリズムが変わります。ここからのリズムもいい。835秒あたりからの流れるようなベースと軽やかなキーボードが綺麗。なんだろう30代半ばでちょこっと聴いたアシッドジャズあたりのノリに似てるのかも。ほんとに全然古くないと思う。身体も左右に揺れる。でも近年の打ち込み音楽よりちょっと複雑。1310秒過ぎから元の旋律に戻ります。
 
この曲を初めて聴いたのは、たぶん90年代の終わり頃にジャズクラブでとあるサックスプレーヤーが、このベースラインをサックスで演奏してるのを聴いたとき。当時はこの曲だと知らなかった。おおっファンキーでかっこいいなと思った。そのあたりから歌の無い音楽も少しだけ聴くようになった。奥が深い。

2012年8月16日木曜日

NHK BS時代劇『薄桜記』第5回 豪商紀文



こちらの日本語ケーブルTVでもBS時代劇『薄桜記』をやっている。どうやら日本と同時進行らしい。毎回自動録画したものを見ているが今週5回目だった。

初回から脚本がいいと思った。早速クレジットを見るとジェームス三木さん。このお方は昔『独眼竜政宗』を書かれたんですね。それに『葵徳川三代』とか本格大河時代劇の大御所。私は昔時代劇を見なかったので作品をきちんと見たことはないのだけど、時代劇ファンになってからこの方のお名前はネット上でもよくお見かけした。なんとこのドラマ、ジェームス三木さん脚本の時代劇なのだ。これは嬉しい。



さっそく第1回から見ている。ああ言葉のレベルが全然違う。このドラマは江戸元禄時代の話で言い回しも江戸の時代劇の様式美にのっとったものだと思うのだけど、まず言葉に痺れる。「狼藉を働いた」とか久しぶりに聞いた気がする。細かい台詞回しにいちいち痺れる。今回第5回は紀伊国屋さんのウサギと亀の掛け合い、それに浅野(津川さん)と上杉(草刈さん)の編集バトルが面白かった。言葉の職人芸のよう。すごく面白い。なんだかこんな風に時代劇の言葉で心を動かされるのって久しぶりな気がする。

全体の雰囲気もすごくいい。地味なの。だけどそれがいい。主人公丹下典膳と元嫁千春のシーンはしっとりとしてとてもいい。第1回目からいいと思ったが5回目でますます良くなってきた。

ほんとに微かなものなのだけど山本耕史さんの千春を見る表情がなんとも言えない。この二人にはケミストリーがあると思う。すごくいい。山本さんは今年の大河ではマンガのキャラのようだったが、このドラマでは落ち着いていて男らしくてすごくいい。声もいいのだと初めて気付いた。この俳優さんはバラエティなどで見かけると実年齢よりも若くてそれが欠点にもなりかねないと思ったのだけど、いやいい俳優さんですね。顔は若いのだけど、この役では非常に落ち着いて見える。背も高くて姿勢もよく全身のバランスが綺麗。この人もどこか細胞から綺麗で清潔な感じ。こんなに魅力的だとは思わなかった。千春さんを見る目は非常に優しいです。

千春さんの柴本幸さん。最初誰だか分からなかった。あの『風林火山』の姫様だとは全く気付かなかった。当時は若すぎたのか非常に表情が硬くて、潔癖な感じはしても女性的な柔らかさが皆無でどうしたものかと思っていたが、今回はなんと優しい女性になったんだろうと思った。女性は化けますね。表情がほんとに柔らかくなった。ちょっと昭和な感じのする美女なのはお母様の真野響子さんに似ているからだろうかと思う。はにかんだ感じや初々しい感じ、一途な感じが実にいい。目に涙をためながら典膳を見つめる表情では思わずほろっとさせられた。初回は明るい無邪気なお嬢さんという感じだったけど、今の思いつめたような表情もいい。佇まいが時代劇にすごくいいと思う。近年に多い目ばかり大きい小顔の現代的美人の女優さんには絶対に出せない雰囲気がある。時代劇にあう女優さんだと思う。こういう女優さんがいるととても嬉しい。

話はいかにも江戸の人情物らしいです。原作は全く知らないけど既に雰囲気にはまってしまった。演出もカメラワークも奇をてらっておらず普通なのだけど、そのため台詞や芝居に集中出来て落ち着いて見れる。もちろん今年の大河と比べて言ってます。

結局は脚本に尽きると思う。演出が普通でも俳優さん達の演技や表情で話を紡いでいるので、人のドラマとして惹きこまれる。一見地味なドラマだけどしっとりと落ち着いて見れるのがとても楽しい。

私は普段から多少日本文化にホームシック気味なので、好みが近年の一般的な時代劇のスタイルよりもずっと保守的ではないかと思うが、このドラマはとても楽しんでいる。何よりも脚本に痺れる。どこか古きよき時代の日本の時代劇という感じなのだ。千春さんの静かな佇まいも、丹下典膳の古風で律儀な性格もすごくいいと思う。とても懐かしい感じ。

まわりのキャラもいい。堀江安兵衛はコミカルで憎めない役。可愛いお豊が身売りするのもいかにも江戸の人情話。これから涙かな。それから大昔はバタ臭くて人気だった草刈正雄さんが、すっかり時代劇俳優になったのも面白い。この人にも渋みが出てきた。それに今回第5回目は、津川雅彦さんや江守徹さんなど大御所も登場。なんだか俳優陣からしてレベルが違うのかも。気合が入ってます。すごく楽しみ。



このように丁寧に作られた時代劇を見ると、ますますこういう古典的な日本のものを大切にして欲しいと思ってしまう。俳優さん達の殺陣を見ても(私は本当の殺陣を知らないのだけど)正しい殺陣が出来るのはそれだけで文化。着物の裾捌きもそれだけで文化。正しいお茶のいただき方も着物の着方も全部文化なんです。例えば殺陣でも所作でも決まっているだけで時代劇のドラマにも深みが出ると思う。

昔は日本全国で男の子達が普通に剣道を習っていたもの。だから今の中年以上の俳優さんなら殺陣もそれなりに出来る人が多いだろうと思う。そういう子供のための伝統芸を学ぶ機会は今もあるのだろうかと心配になる。これから日本はこういうものを本当に大切にしていって欲しい。こういうものこそ西洋がどんなに真似をしても真似出来ないからです。世界でグローバル化が進むからこそ日本の伝統を見直して欲しい。




2012年8月15日水曜日

Tatsuro Yamashita – Sparkle (1982)



時には日本の音楽を。



Tatsuro Yamashita – Sparkle (1982)


高校の頃になんでこのレコードを買おうと思ったのか忘れたけど、この山下達郎さんの『For You』と竹内まりやさんの『Miss M』を同時期によく聴いた。当時はQueenに始まって洋楽ばっかり聴いていたのだけど、YMO関係とこの辺りはよく聴いた。ところで山下さんと竹内さんはこの何年か後に結婚したのでまた驚いた。

ギターが超かっこいい。それにこんなに気持ちのいいコーラスもなかなか無い。コーラス部分になると、全然音が取れなくても「ひーろがるっ」「せっかいわっ」「ふっしぎなっ」「う~うー」と歌わずにはいられない。

山下さんは、バブルの頃にCMのクリスマスの歌で超有名になったので興味が無くなってしまったのだけど『For You』のアルバムはその後もよく聴いた。レコードが聴けなくなったら、CDも買って聴いた。今でも時々聴く。名盤中の名盤。




速報!Spending All My Time、米iTunesにて購入しました



たった今、初めてPerfumeの曲をiTunesで買いました。日本で発売になったみたいなので、海外でも発売になったのか見てみたらあったので早速購入。嬉しいですよ。去年の年末にPerfumeiTunesで買わせろ!とゴネていたんだもの。Spring of Life はついつい日本からCDを取り寄せてしまったし。晴れてやっと海外配信の喜びを噛み締めております…。


 
早速、国別のiTunesでもチェックしてみた。アメリカでは早速タイトル曲が人気です。Top Albums and Songs By PerfumePerfumeの曲の中での人気ランキング)で1番です。ダウンロードする前にCustomer Rating数が31個だったのに、40分後に見直したら37個に増えていた。見てる間にコメントも1個から3個へ。ああ、アメリカではほんとに売れてるんだなと実感。発売開始から何時間なんだろう。おお、おっとHurly Burlyが人気ランキングで10位にあがってきました。今動いてますよ。


追記:上記のiTunesでのTop Albums and Songs By Perfumeのランキングはあくまでもリリース済みのPerfumeの曲の中での人気ランキングです。Perfumeの他の曲に比べて新曲が売れているということです。発売されて数時間で直ぐにリアクションがあるということは、アメリカには固定ファンが少なからずいると思っていいと思います。ただこれは一般のチャートで売れているということではないです。各国で1番人気と書いているのも同じ意味です。うっかり説明不足でアメリカのチャートに見えるかもしれないので念のため追記しました。(817


次は英国。英国でもタイトル曲がTop Albums and Songs By Perfume1番です。ドラムン風のPointが既に8位に上がってますね。面白いな。ありゃちょっと前に無くなってたSpring of Lifeが復活しているぞ。Rating数も18個に増えてる。

ブラジルも既に1番人気。

フランスはまだUPされてません。スペイン、ドイツはタイトルは出てくるんだけどまだ準備中らしい。まさに今データが出てきてる状態みたいですね。ドキドキ。ちなみに現在日本時間で、815日の午後7時です



3曲ともいい曲です。

1回目はHurly Burlyがいいと思った。まず取っ付きがいい。キャッチー。冒頭のコーラスが終わってからの本メロディが分かり易いのかな。いつものPerfume節なので無理なく聴ける。すぐ踊らせられる。わいわい踊れる。お祭り曲。

ああぁそれからPointがすごくいい曲なのね。1回目はさらっと流したんだけどだんだん良くなってきた。なんかYMOみたいな懐かしい感じなのは何故?胸キュン? 綺麗な曲。…あぁただPerfumeの声が痛々しいほど幼いな…それともこれがいいのか。

Spending All My Timeは難問。私にとっては未だ馴染めず。歌詞が気になる。だけど方向性は決して間違ってないと思う。この曲で今まで来なかった客が釣れる可能性は大きいと思う。既にアメリカでは売れてるみたい。前も書いたけど、声が低かったり歌詞が英語ばっかりだったりしてPerfumeっぽくないのがとても面白い。大人な声がすごくいいPerfumeの今後の可能性の広がりを感じさせていいと思う。Perfumeは何をやってもいいんです。いままでのPerfume風にこだわる必要は全く無し。カイリー・ミノーグぐらい変幻自在になったら超面白いと思う。


3曲ともはっきりとダンス曲です。海外ダンスチャートを狙うなら正攻法。大賛成。これの結果は超楽しみ。




2012年8月14日火曜日

写真で見るPerfumeのルックスのバランス




最近、Spending All My Timeの制服姿の写真がネット上にも沢山出回っていて、よく見かけるのですが、ほんとにみんな綺麗。ついじっくりと3人の写真を眺めてみたのだけど、三人三様の魅力があるもんだなと思う。3人ともとてもフォトジェニックです。

のっち:綺麗どころ。ちょっと前にJapan Timesの記者が彼女の事をクールだと書いていたのだけど、確かにそんな雰囲気がある。顔が大人になったせいでますますそんな感じ。無表情気味な目がすごく綺麗。Perfumeクール部門

かしゆか;お人形。極端なぱっつん前髪のせいもあるのだろうけど、生身の人間らしさを極力少なくした感じ。眉が見えないので表情も見えにくい。スタイルと姿勢がいいのも人形っぽい。とても綺麗。Perfumeのアンドロイド、人形部門

あ~ちゃん:愛です。温かみ。彼女の黒目がちの目がとても温かい。笑ってなくてもいつも微笑んでいるような目。表情が豊か。写真でもそんな彼女の「」な感じが伝わってくる。Perfumeの華とか太陽とか…そんな感じ。とても綺麗。Perfume愛部門


クール、人形風、温かみ…、全部すごく女性っぽい魅力。そこにダンスが加わった躍動感


全部Perfumeの魅力に当てはまる。曲や状況によって、どれかのバランスにシフトしながらグループとしての魅力が成り立っているんでしょう。ルックスでも3人それぞれが違う魅力でPerfumeに貢献してる。誰か一人抜けてもバランスが崩れると思う。子供の頃から偶然一緒になった人達なのに、よくここまでバランスが取れているものだと思う。キャラがかぶってなくてそれぞれに違った魅力があるの。それなのにグループとしても違和感が無い。Perfumeは一日にして成らず。今までに3人で作り上げてきた魅力なんでしょう。

パワフルやワイルド、セクシーが加わらなかったのも日本製っぽくていい。アジア人独特の清潔感やイノセントさもある。偶然とはいえよくできたものだと思う。

3人合わせてPerfumeです!」はまさにそんなPerfumeの魅力をそのまんま定義しているのだなと思う。




2012年8月13日月曜日

Donna Summer - MacArthur Park Suite (1978)




ドナ・サマー様は永遠です。



Donna Summer - MacArthur Park Suite (1978)

Album:  Bad Girls (Deluxe Edition)
Released: Apr 25, 1979
℗ 2003 The Island Def Jam Music Group


ちょっと前のエントリーでDavid Guettaの曲を紹介した時に、80年代のジョルジオ・モロダーみたいなものだろうかと書いた。さてこのジョルジオ・モロダーというお方、80年代には押しも押されもせぬ大大大大プロデューサー。たぶん当時一番売れていたんだろうと思う。

彼のプロデュースしたものは当時の洋楽聴きなら誰でも知っている曲の目白押し。特に映画のサントラがすごかった。『アメリカン・ジゴロ』『ミッドナイト・エクスプレス』『スカーフェイス』、『フラッシュダンス』『ネバーエンディング・ストーリー』『トップガン』『メトロポリス』『キャットピープル』。曲は、Call Me-BlondieFlash Dance-Irene CaraNeverending Story-LimahlTake My Breath Away-BerlinLove Kills-Freddie MercuryPutting Out Fire-David Bowie…、とにかく売れてました。 (いやまぎれもなくすごい人なんです。シンセ使いの大御所。YMOもこの人から学んだらしい。電子音楽の世界的大家だそうです)
私があまり好きではなかったのは、キャッチー過ぎたから。彼がどんなに売れていても私はキレのいいナイル・ロジャースのほうが好きだった。80年代半ばからはちょっと変わったイギリスのプロデュサー達が出てきていたし、そっちの方が面白かった。


だけどこの人、ドナ・サマーの作品群をプロデュースしていたんですね。70年代後半のディスコの黄金期。個人的にはドナ・サマーの曲はディスコ曲というより「ドナ・サマー様の曲」と言いたいのだけれど、世間ではこのドナ・サマーのプロデュースが有名だからなんでしょう、彼の事を「ディスコ音楽の父(father of disco)」と呼んでいるらしい。もちろんドナ・サマーは「ディスコの女王」。

ドナ・サマーさんはほんっとに歌が上手い。単に上手いだけじゃなくて、ドッカーンとパワーのある歌い方。すごいです。70年代の終わりに洋楽を聴き始めた頃に、彼女はむちゃくちゃ売れていて、いつもラジオで鳴っていた。ベストアルバムなんて全曲ヒット曲。超有名曲ばかり。

モロダーさんのキャッチーなアレンジがドナさんにぴったりだったんでしょう。もし彼女が当時のナイル・ロジャースにプロデュースされていたら、曲調が単純すぎてもったいないことになっていたかも。これだけ歌が上手い人には情緒的な歌謡曲風のアレンジが抜群にいい。

さてこの曲もスローバラードから始まって超ドラマチックに展開。「Spring was never waiting…」と歌いだすだけで場の空気が変わる。こんな曲が夕暮れ時、ラジオから流れてきたらほぉーと聴き惚れるしかない。歌が上手い上手い。あまりディスコ曲として踊りやすいとは思わないけど、この曲はアメリカ歌謡の王道の極致だと思います。名曲中の名曲。こんな曲もこんなに上手い歌手も、もう2度と出ないでしょう。素晴らしいです。(追記:曲を聞きながら興奮して書いた暴言。ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーはどうなんだという…こんな曲はもう出ないかもしれないけど…)(ちなみに当時ラジオでかかっていたのは340秒あたりまで。これは元々組曲なので長いです。私も全部は数回しか聴いたことがなかった。 1330秒辺りからのHeaven Knows がすごくいい。

★追記:これを書くのにネットを調べていたら元曲は1968年にRichard Harrisさんがレコーディングしたものだそう。知らなかった。だからこんなに情緒的なメロディなんでしょうか


ところで、こんなにドラマチックな曲なのに、歌詞は???…だとずーっと思ってた。

これがサビの歌詞。

MacArthur's Park is melting in the dark
All the sweet, green icing flowing down...
Someone left the cake out in the rain
I don't think that I can take it
'cause it took so long to bake it
And I'll never have that recipe again
Oh, no!


こんなに感動的な曲調なのに、なぜかドナさんは「雨の中でケーキが溶けている。耐えられないの。もう作れないわ。レシピも覚えてないし。どうしよおぉぉぉぉぉ」と唄っているのだけど、「なんでケーキぐらいでこんなに泣くのだろう…」と真面目に思っていた。

不思議なので旦那Aに初めてどういう意味なのか先日聞いてみた。そしたらこの溶けるケーキは、彼女の「終わった恋」のメタファー(暗喩)だと言うのだ。この歌は「終わった恋を嘆いている歌」らしい。ポエトリーなの。うひゃ~…今の今まで知らなかった。大反省。

今年5月にドナ・サマーさんは亡くなったそうです。大好きだった。この人の存在は今でもすごく大きい。今でもこの人の曲を聴くと洋楽を聴き始めたばかりの頃を思い出す。本当にありがとう。R.I.P.