能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年7月23日月曜日

Perfume グローバルサイト Ver. 2.0.2が追加されてます




グローバルサイトのVer.2のダンスが増えてます。もう少し本人達の形に近い影みたいになってます。あ~ちゃんはやっぱりファンキー娘だと思う。本人達が踊るのを見たい。影だけで固定のカメラ位置じゃないので見ているとイ~っとなる(笑)。カメラを固定したい。ところでVer.2.01Ver.2.02の始まりがちょっと違うみたい。Ver.2.0.2の前半部分の音がずれてるんじゃないかな。どうかな。

ところで新曲のジャケ写真いいですね。綺麗だな…。



2012年7月22日日曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第29回「滋子の婚礼」



おのれNHK、開き直ったな…(大笑後脱力溜息)。


( 滋子さんの髪型であまりにも頭にきたので文句を言ってます。この回を楽しんだ方は読まないで下さい)
もうね、あきらめますわ今年。今回で歴史ドラマとしての最後の砦が崩壊。もうどうでもいいや。真面目に考えるのも無駄。そういえば今回、お二人の重鎮キャラも亡くなったんですね。後に残るのは若造ばかり。安心して見れるのは宇梶さんと上川さんと和久井さんぐらい?

一応気になったんで、滋子のこと調べたんですよ。髪で苦労したとか…。一切無いですそんな話。ということはNHKの制作の方々がよってたかってこのうねうね髪にまつわる話を1回分捏造したわけだ。あーあ…またやっちまったんだ。くだらない。実にくだらない。こんなものに時間をとる暇があるのなら、もっと語らなきゃいけないことも沢山あるだろうに。 
これからもこの調子で若造ばかりをワイワイ出して、史実の405060代の人物達の話を青春話のように演じさせていくんだろうな。そこかしこに冗談ばかり飛ばして顔芸満載。ほんとに困ったもんだ。

役者さんたちには何の落ち度もなかろう。 むしろ役者さん達は大変素晴らしいと思う。頑張ってます。しかし脚本家とNHKの制作の方々がこのような戯れ事で内輪受けして喜んでるようなことを続けるのなら、もうこの時間枠を大河ドラマなどとは呼ばないほうがいいと思う。もう少し歴史を尊重すればいいのに。

まだ清盛マラソンを棄権するつもりはないが、ほんとに困ってしまった。




2012年7月21日土曜日

Cameo - Word Up (1986)



26年前はこんな風。

 
Cameo - Word Up (1986)

Album:  Word Up!
Released: Jan 1, 1986
℗ 1986 UMG Recordings, Inc.


Far East Movementのビデオを見ていたら思いついた。この曲は売れましたね。ファンキーな音もいいんだけど、何よりもボーカルの強面のお兄さんの赤いコッドピース。これ、ジャン・ポール・ゴルチエのデザインだそうです。ナイスバディなお兄さんなんで着こなせるんでしょうか。

ともかくセクシーでかっこいいはずの衣装が(いや十分かっこいいです)、当時のイノセントな日本の女子学生にはおかしくてたまらない。友人とテレビを見ていてこれが流れたときには、ひっくり返って大笑い。若い女の子は箸がころげてもおかしいんです。げらげら大笑いして、ゴルチエの衣装だと聞いてほおおぉと感心した。

赤いコッドピースに目を奪われてしまうけれど実は曲もいい。すごくいい曲。のちにスコットランドのギターバンドGun、Kornというバンドがカバーしてます。Kornはよく知らないんだけど、Gunはロンドン滞在時によく聴いた。ハードなアレンジでも聞けるのは元曲がいいからでしょう。でもこのカバー曲には元曲のような面白みがなかった。やっぱりCameoのほうがいい。


2012年7月19日木曜日

アジア人はスーパースターになれるのか:Far East Movement



Far East Movement ft. The Cataracs, DEV - Like A G6 (2010)




Music video by Far East Movement performing Like A G6.
(C) 2010 Cherrytree Records/Interscope Records




ちょっと前のエントリー「日本人はスーパースターになれるのか」で、アジア人の芸能人は西洋世界では全然ダメダメだと、さんざん言っていたのですが、真実は(土下座して)大変ごめんなさいなのだということに今日気がついた。ありゃー。世の中は私が思うよりもずっと速く進んでいるらしい。


びっくりしました。米国カリフォルニア、LA出身のグループ。日中韓フィリピン系アメリカ人のメンバー4人。その名も堂々Far East Movement(極東ムーブメント?)! いい名前。2010年にこの曲Like A G6」がアメリカのビルボードHOT1001をとってるんですね。それだけじゃない。世界中で大ヒット。知らなかったですねーこれは。


国別チャート(2010)                    トップポジション
Australia (ARIA)                                           2
Austria (Ö3 Austria Top 75)                       8
Belgium (Ultratop 50 Flanders)                2
Belgium (Ultratip Wallonia)                      2
Brazil (Billboard Hot 100)                          8
Brazil (Billboard Hot Pop Songs)              2
Canada (Canadian Hot 100)                      3
Czech Republic (IFPI)                                 28
Denmark (Tracklisten)                               19
European Hot 100                                      17
Finland (Suomen virallinen lista)             15
France (SNEP)                                              14
Germany (Media Control AG)                  15
Ireland (IRMA)                                            12
Netherlands (Dutch Top 40)                     4
New Zealand (RIANZ)                                 1
Poland (Dance Top 50)                              18
Slovakia (IFPI)                                              6
South Korea (GAON)                                  1
Sweden (Sverigetopplistan)                     7
Switzerland (Schweizer Hitparade)         10
UK R&B (Official Charts Company)          1
UK Singles (Official Charts Company)      5
US Billboard Hot 100                                  1
US Pop Songs (Billboard)                           4
US Hot Dance Club Songs (Billboard)      3
US Hot R&B/Hip-Hop Songs (Billboard)  8
US Rap Songs (Billboard)                           3
(by Wikipedia)


すごいじゃない。アメリカで1位。オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、オランダ、ニュージーランド、韓国、イギリスで1位~5位内。大大大ヒット。これは心底驚いた。いいじゃないですか。アジア人頑張ってるじゃないですか。これは超うれしい。

ロサンゼルスはアジア人の移民が多いことで有名だけど、やっぱりここから出ましたね、アジア勢。K-POPが狙っているのもこのあたりの市場なんでしょう。要はこれからは「アジア人でもいける」ということ。参りました。

面白いのは、上記のチャートを見ると、この曲が売れてるのがヒップホップ/R&B系がうけるアメリカをはじめとする上記の国々で、違うタイプのダンスチャートが賑わってる西ヨーロッパや東欧では、ことごとく10位圏外というのも面白い。それでも十分売れてるんですけど。

曲もイイカンジです。DEVさんという女の子のラップがいい。

ビデオは、アジア人を始めとするマルチエスニックな若い子達が、わいわいパーティーを楽しんでる風。ちょっと前にアフリカ系のストリートカルチャーが、ちょっと悪っぽいけどワイルドで楽しそうな魅力だったのと同じような感じでしょうか。アジア人の若い子達がワイワイガヤガヤなんだか楽しそうだという魅力なんでしょう。そうそうこれから面白いものはアジアから出てくる。嬉しいですね。単純に嬉しい。これからもアジア勢、バリバリ頑張っていろんな事を蹴散らしていただきたい(笑)。応援するわ。




Armin van Buuren vs Sophie Ellis-Bextor - Not Giving Up On Love (2010)



綺麗です。



Armin van Buuren vs Sophie Ellis-Bextor - Not Giving Up On Love

Album:  Mirage
Released: Nov 22, 2010
℗ 2010 Armin Audio B.V. under exclusive license to Armada Music B.V.


以前紹介した曲「Groovejet」のソフィーさん。2000年当時21歳だった彼女も、この曲がリリースされた2010年には31歳。大人です。ビデオにはDJをやってるArmin さんもうつってます。

ソフィーさんの曲を、オランダのDJArmin Van Buurenさんのアレンジで仕上げたコラボワーク。面白いのはこの曲、Arminさんとソフィーさんの両方の名義で、それぞれ別々にリリースされてること。ソフィーさんの曲として彼女のアルバム「Make a Scene」に、Arminさんの曲として彼のアルバム「Mirage」に入ってること。どちらからも買えるわけです。面白いなと思う。

Arminさんのアルバム「Mirage」は、例えば中田ヤスタカさんが、いろんな人の曲のリミックスをやったら、それを全部まとめて彼のアルバムとしてリリースするというようなもの。そんなのがあったら、私、買いたい。

この曲の世界でのチャートの結果が面白い。英国のダンスチャートで27位。シングルチャートでは165位でまあまあの結果だったのが、ポーランドのチャートで1位。スペインで4位。ロシアのシングルチャートで3位。オランダ(シングル)で8位。アメリカのダンスチャートで3位…と評価がバラバラ。ダンス系の曲はロシアや東欧、スペインで強いというのが面白い。


Spiller Feat. Sophie Ellis-Bextor - Groovejet (If This Ain't Love)(2000)

2012年7月18日水曜日

NHK ドラマ10『はつ恋』第8回-Only Love


ありゃー安っぽく仕上げたなーというのが今回の感想。びっくり。やっぱり7回目の修羅場の後、8回目に終わらせるには誰かを殺すしかないのか…。しょうがないのかな。

前回までは素晴らしかったです。緑さんが感情に流されてよろめいた後、旦那さんに三行半を突きつけられるまで、自分の犯した過ちに気付けなかった愚かさがものすごくリアルで、見ていて腹が立つほど。潤ちゃんの激しい怒りも納得。そんなリアルさを包み隠さず見せたところがすごいドラマだと思った。



だからこそ今回のまとめ方は余りにも簡単すぎて納得し難い。7回目まであれだけよかったのだから、もう少しなんとかならなかったのか。

とにかくこのドラマ、40代の女性をターゲットにした話らしいんだけど、いったいどういうつもりでこの最終回を締めくくったのか疑問。あまりにも安っぽいエンディング。この緑さんは自分勝手に好きな道を選んだのに、周りの人達がいい人ばかりで全て許されてそれでおしまい。何から何まで、緑さんに(浮気をした女性に)都合のいい話になってしまって興ざめ。あーあ…。


浮気をするのなら覚悟を決めていただきたい。旦那さんを裏切り、子供を裏切り、それでも突っ走りたいのならあっぱれ。でももし覚悟をする暇もなくよろめいてしまって、それでも子供の事を考えるのなら、旦那さんになりふり構わず懺悔して元の生活に戻れるよう許してもらうか、それとも嘘をつきとおして一生十字架を背負うかのどちらか。緑さんはどちらもせずに飛び出した。一度は突っ走ったのに、ふらふら帰ってきてなんだかなーという感じ。反省してるの? ごめんなさいは?

特に、潤ちゃんのキャラをあれだけいい人に設定にしたのだから、再会の場面で緑さんが謝らないのもおかしい。潤ちゃんにこの期に及んで「ごめん」と「ありがとう」と言わせる脚本にもびっくり。この話、潤ちゃんには何の落ち度もないです。緑さんは潤ちゃんに対して、人としてあまりにも失礼。「明日死ぬからいいよね」ではいけないと思う。結婚は甘えじゃないです。結婚は他人同士がお互いに思いやりをもって寄り添って一緒に生きていくこと。潤ちゃんは一生懸命それをやっていたのに、ある日突然裏切られて、その後何の音沙汰もなく3年間。子供を旦那さんに押し付けたまま3年間。死ぬから許されるのかって、じゃあ死ななかったら健太君にも会わずじまい?

特に最後、三島君と潤ちゃんが、お父さんの床屋で健太君の話をしながら和んでいるのを見てげんなり。なんだか昭和のドラマで「亡くなった社長さんのお通夜に本妻と二号さん、三号さんが(いろいろあったとはいえ)顔を合わせ、言葉少ないながらも理解しあう」みたいな話を思い出した(笑)。これって緑さんが天国で「私の愛した男達が仲良くしてくれてるわ」と喜んでるような状態? げげっ。あんまりだわ。

とにかく癌の再発が分かってから、全員が何のわだかまりもなく和んでしまうのがとてもチープ。全然リアルじゃない。たずねていった翌日に、いきなり死んでしまうのも都合がいいけど、ああいう風に突然現われてすぐ死んでしまうなんて、健太君にはとんでもなく残酷。健太君に対してさえ自分本位。そんなところも緑さんが超自己中女に見えてしまう。結局潤ちゃんと健太君のことは捨てたんだから、今さら無理やり再会させる必要もないと思う。

昔、知り合いに、奥さんがよろめいて離婚した夫婦がいて、その旦那さんの怒りがすごかったのをよく覚えてる。一方的に裏切られた。子供もいる。憤懣やるかたないけど怒りのぶつけようが無い。怒って当然。もちろん即刻離婚して二度と解りあうことは無いだろうという状態。女性の浮気なんて決して綺麗には終わらない。

たかがドラマを見て熱くなるのも変だけど、このドラマ、それぐらい真剣になれた。設定がいろいろと無理はあっても、7回目まではいろいろと考えさせられた。だから今回の最後はうーん……夏目漱石の『門』のように、十字架(悲しみと後悔)を背負いながらも地味に日常の小さな幸せを噛み締める話のほうがいいな…。無理に決着をつける必要は無いと思う。

俳優さん達は素晴らしかった。俳優さん達の演技を見てるだけで最高の娯楽だった。ほんとうによかったです。幸絵さんの三島君への愛は、相手の幸せを思いやる大きな優しい愛ですね。彼女はいい女だな。

170cmの木村さんを軽々と抱き上げる伊原さんがかっこいい。脚が長いなー。


2012年7月17日火曜日

映画『ムーンライズ・キングダム/Moonrise Kingdom』:ウェス・アンダーソン論



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Moonrise Kingdom2012年)/米/カラー
94分/監督; Wes Anderson
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あの、ウェス・アンダーソン監督が帰ってきた。これにつきます。

この監督さんを語るのに『ロイヤル・テネンバウムズ(2001)』は避けて通れない。なぜなら、あの映画が後にも先にもこの監督の最高傑作だから。あんなに完成度の高い映画は、めったにあるものではない。


問題を抱えた家族。子沢山。大人の事情。反抗期。中二病。引き取られた子供。ぎこちない空気のおかしみ。淡い恋。ドールハウスのような室内の情景。箱庭のような屋外。隅々まで行き届いた神経。マッチ箱に描かれた絵のような世界観。絵本のような世界。クスッと笑えるようなおかしみ。ゆるい笑い。そしてほんの少しの毒。いいですよね。独特の魅力。そんな『ロイヤル・テネンバウムズ』にあったこの監督の良さが、この『Moonrise Kingdom』にもてんこ盛り。

Bottle Rocket(1996)』と『天才マックスの世界(1998)』は準備期間としよう。その後3作目の『ロイヤル・テネンバウムズ』で花開いたこの監督の才能。問答無用に素晴らしかった。ところがその後の『ライフ・アクアティック(2004)』で迷走。面白いんだか面白くないんだか分からないような冗談、俳優達の悪乗りにしか見えないドタバタ、まとまりの無いストーリーラインなどで置いてきぼりを食らい、次作の『ダージリン急行(2007)』では、すかした俳優達の珍道中がちっとも面白くないという始末。その次の人形劇はついに見ずじまい。「あああの『ロイヤル・テネンバウムズ』は一度だけの奇跡だったのかも」とまで思い始めていた。

この『Moonrise Kingdom』は、たぶん『ロイヤル・テネンバウムズ』の完成度には及ばない。あの映画ほど深くもない。人物の関係も複雑ではない。だけど今回、またこの監督のあの丁寧な映画作りが帰ってきたんです。どこの場面で映像を止めても絵になる情景。全ての場面の一つ一つが絵本の絵のよう。神経が隅々まで行き届いていて、映像というメディアを扱っている事を、心から楽しんでいるのがありありと伝わってくる。この人がこれを真剣にやったら超一流。こういうタイプの監督は貴重。


私の映画やドラマのレビューでは、「リアルだリアルだ」といかに作品がリアルさを追求しているのかを褒めることが多いのだが、この監督さんの場合は正反対。彼の映画の素晴らしさは、あの独特のにせもの感。全部が箱庭のような小さな世界。それをコツコツチマチマと細密画のように丁寧に作った映画。全部嘘っぽい。そんな嘘っぽさが細やかな神経で構築されている魅力。セットもカメラワークも脚本も全て手作りのような丁寧さ。独特の世界観。それがこの監督の映画の最大の魅力。


とにかく何から何まで可愛い。主人公の男の子サム君が(監督の好みなのか)また眉毛の濃い黒縁の眼鏡をかけた変な子。飄々としてつかみどころがない。彼はボーイ・スカウトのメンバー。この子が淡々粛々と作業を進めるのがものすごく可愛い。そのガールフレンドにひねくれた女の子。きっとこの子が成長すると、目の周りを黒く縁取りしたグウィネス・パルトロウになる。彼女の両親はビル・マーレイとフランシス・マクドーマンド。ボーイスカウトのキャプテンにエドワード・ノートン。地元の交番のお巡りさんにブルース・ウィリス。その他にもハーヴェイ・カイテルにティルダ・スウィントン。大人俳優の全員がAクラスのスター達。彼らが楽しんで役を演じているのも見所。


この映画を見て改めて思ったのは、このアンダーソン監督は常に「子供」の映画を撮ってきたということ。この「子供」とは成人した大人の中にも存在する子供。それをこの監督は一貫して描いてきた。『Bottle Rocket』の3兄弟も、マックスも、『ロイヤル・テネンバウムズ』のオヤジもその子供達も、『ライフ・アクアティック』のオヤジ達全員も全てみんな子供。大人が子供のように考え行動するおかしみを描くのがこの監督の特徴。それと対照的に同じストーリー内の子供のキャラがとても大人びているのもまたおかしい。どんな登場人物もみんな微笑ましくて可愛い。…だからたぶん、すかした男性3人組を普通に撮ろうとした『ダージリン急行』が面白くなかったのだろうと思う。

この映画はそんなアンダーソン監督が、じゃあ子供達を主軸に映画を撮ったらどうなるかというもの。主人公は123才の子供達。彼らが大人のように考え行動をする。彼らの行動を見ながら「いったいこの子達は何を考えているんだろう…」と、ストーリー中の大人達と一緒になって私達観客も振り回される。彼らの行動や意思が非常にミステリアスなのが面白い。こんな子供達がいたら大変だけど面白いだろうな。


今まで、大人の中の「子供」を一貫して描いてきたアンダーソン監督が、初めて実際の「子供」を主役に据えた映画。ありそうでなかった新境地。大変成功してると思う。この監督さんは、あまり手を広げず、こういう普通の人達の話を狭い範囲で深く淡々と撮っていった方がずっといいと思う。

ところで、この監督さんは犬が嫌いなんだろうか(笑)。