「...women to pillow with you.」前回のくノ一アタックで怪我をしたジョンを見て医者が「緊張をほぐすのなら女がいるだろう」と言う。戸田鞠子(アンナ・サワイ)がそれをジョンに説明をする場面。それに答えてジョンが「こいつが黒魔術師じゃなかったらpimp/女衒だろうね」と言う。すると鞠子がはっとしたように「男性のコンパニオンのほうがいいですか?」と真顔で聞くのがおかしい。ああ衆道か。1600年当時の女性の鞠子さんにはそれが普通なのだな。なるほど笑。
今回2024年1月に放送開始の『Feud: Capote vs. The Swans』は、2017年の同シリーズ『FEUD: BETTE AND JOAN』の『Feud』シリーズのシーズン2。
前回の『FEUD: BETTE AND JOAN』では、1960年代のハリウッド大女優・ベティ・デイヴィス(スーザン・サランドン)とジョーン・クロフォード(ジェシカ・ラング)の確執を描いた。このドラマはリリース時に見たのだけれど感想を書きそびれた。私はジェシカ・ラングのファンでこのドラマも楽しく見たと思うのだが、感想を書かなかったものだから内容をあまり覚えていない。
モリ―・リングウォルド?ぇえええ?久しぶりだ。第1話に出てきたデミ・ムーアって何歳だっけ?61歳?信じられない。うそみたいにすごく若くて綺麗。。ダイアン・レインも綺麗だけれどずいぶんおばさんになったものだ。彼女は若い頃は可愛かったのよ。キャリスタ・フロックハートって『アリー my Love』だ。彼女も久しぶり。もうこれらのメンバーだけでも見たいと思う。皆さん同世代で…みんなお綺麗ですね。ひ~
脚本はJon Robin Baitz。台詞が早くて固有名詞がどんどん出てくるので内容を1度で全て理解するのは大変。キャラクターたちの会話の内容もジョークもリファレンスが様々なところから出てくるので追いつくのも大変。チャレンジ。もちろんセットや衣装も豪華。旦那Aによると配役も役者達の演技もセットも脚本も描かれた時代の雰囲気も大変よくできたドラマだとのこと。
そういえば1話で、ダイアン・レインかナオミ・ワッツのキャラクターがカポーティのことを「宮廷の道化師/court jester」と呼んでいた。ひどい。それからカポーティが La Côte Basque に連れてきた若いボーイフレンド兼マネージャーJohn O'Sheaに対する女性達の冷たさ辛辣さと言ったら…ひ~震えるほど怖い怖い。なぜハイ・ソサエティの方々はあれほど性格がきっついのだろうか?ほんとに恐ろしいわ。
ドラマはもちろんフィクションで脚本も創作であることはわかっているが、エディンバラ公が王室についてのシビアな現実を「このシステムは外の人々にとっても我々内にとっても意味をなさなくなった。人間に関するものは全て朽ちるものだ。その運命が来たら君主も従わなければならないだろう。We're a dying breed, you and I. 」と女王に話していたのが印象的だった。
第4話で描かれるのはその後の王家の人々の様子。事故がどのように王室を動かしたのか。…皇太子と離婚し王室にとっては「外」の存在となったダイアナ元妃の死を、女王と王家のシニアのメンバーは「外」の事件として扱おうとする…それは王室の規範であった。また当時王家はスコットランドで夏の休暇中。王室は沈黙した。 しかし彼らの冷たい姿勢に国民の怒りが爆発。新聞は「Show us you care, Ma’am/国民にお心を見せてください女王様」を見出しに打つ。人々もメディアも王家に抗議し始める。その様子を見て女王は(ドラマでは)「革命のようだ」と嘆く。
ニュースは毎夜テレビで追った。ドイツ各地を回った旅だったので泊ったホテルによってはドイツ語のニュースしかなく閉口した。当時はスマホもタブレットも無く情報はテレビか新聞。それでもかなりの情報は見ることはできたのだろうと思う。当時のメディアの記事を今でも覚えているのは、ドイツ国内を観光で回りながらも毎夜ニュースを見て、度々英字新聞を買って読んでいたからだろう。イギリスの人々の王室に対する不満も聞こえてきたし「Show us you care, Ma’am」のヘッドラインもどこかで見た。そして6日の葬儀はMittenwaldのホテルのテレビで見た。
1 Noël 夫婦の過去5年間を振り返る。夫婦は離婚寸前。ルークがパパに? 2 No Alternative 事実が受け入れられない夫婦。ルークはガールフレンドと同居を始める。 3 No Age アリーが50歳に。ポールが不安なルークに寄り添う。ヱヴァがホリーに出会う。 4 No Dinner ヱヴァがカミングアウト。計画が狂いっぱなしの夜のドタバタ。 5 No Regrets ルークの進学問題。ポールの両親が独立型ケア付アパートへ。ポールの人生観。 6 No Arseholes アリーの女友達との距離。アリーには家族がいる。 7 No Kids ポールとアリーが旅行へ。 8 No Control マヤの出産。両親の不在で狼狽えるルーク。 9 No Matter What: Part 1 ルークが学校と家族との時間の調整に苦しむ。ジャッキーの老い。 10 S4.E10 ∙ No Matter What: Part 2 老いる両親を支えるポール。ルークの意志。何が起こっても…これからも家族は続いていく
このシーズン3は去年5月~のTVでの放送を見逃していた。先日今年のシーズン4がもうすぐ始まると聞いた。そこでAmazon Prime Videoで配信のデータを購入。今どきはわざわざDVDを買わなくてもいいのが便利。シーズン3の全10話で20ドルぐらいだったか。データは保存されているので何度も見直し可能。値段もお手頃。いいサービス。
1 No Direction Home ルークの要望によりポールは家族と離れて義母の家に住む。 2 No Worries ポールが一人暮らしを楽しむ。アリーが追い詰められる。 3 No Comfort ポールの腰の痛み。ルークと和解。アリーとエヴァの不仲。 4 No Body ポールとアリーの健康問題。子供たちは? 5 No Can Do アリーの会社の危機。ポールの仕事は? 6 No Show ヱヴァとアリーの距離がますます広がる。 7 No Pressure 夫婦は仲直り。ヱヴァの過ち 8 No Way Back ポールの両親の過去 9 No More Part I ポールの母が家を出てポール達と同居。 10 No More Part II ポールの父の入院。家族はどうなっていくのか?
主人公(の一人)ジェリー・バス/Jerry Buss (John C. Reilly)。彼は不動産業で成功したビジネスマン。彼がNBA (The National Basketball Association) のチーム、ロサンゼルス・レイカーズを買い取ってオーナーになったところからストーリーはスタート。大まかな筋は、彼がレイカーズのオーナーになり、チーム内の様々な事柄を揺さぶって再構築…新しいコーチを雇い選手と契約をしトレーニングをし…そこからチームが勝ち始める。その時にチームと契約をしたのが有名なマジック・ジョンソン/Earvin "Magic" Johnson Jr.。このシーズン1の最後は1980 NBA Championship優勝。そしてジョンソンは新人ながらファイナルMVPを受賞。
そして脚本がリアルなら役者さん達も巧み。Jerry Buss を演じるJohn C. Reillyや母親のSally Fieldが上手いのは当然。それ以外の人々も全てうまい。それがすごい。たぶんこのドラマで有名な俳優はJohn C. ReillyとAdrien Brody、Sally Fieldぐらいではないかと思う。それ以外はほぼ無名か助演の多い中堅どころ。それなのに全員が1980年頃の人物を自然に演じているのは皆演技が上手いからなのだろう。
特にバスケットの選手達に驚く。元々の選手達に似た俳優を連れてきて…それぞれが役者として上手い。全員上手い。すごいです。そして皆かっこいい。 マジック・ジョンソンのQuincy Isaiahが似ている。Kareem Abdul-Jabbar選手を演じたSolomon Hughesは役者なのに身長が211センチ。そんな高身長の役者さんがいることにも驚く。Norm Nixon選手を演じるのは御本人の息子さん。Larry Bird選手を演じるSean Patrick Smallもそっくり。彼らはおそらくほぼ無名。それなのに役者としてうまい。みんな上手い。ハリウッドの役者の人材のプールがどこまで大きいのか…と驚いた。キャスティングだけでもものすごいドラマだと思う。もちろん俳優を活かすのはうまい脚本。まず脚本が上手いのだろう。
最後のエピソード10は1話ほぼ全てを使って1980 NBA Championshipのゲームを見せる。これが盛り上がる。それにそれまでの皆の苦労を9話分見てきているので大変興奮する。カメラワークも編集も巧み。実際のゲームを見ているよう。うまい。最後は盛り上がって終了。
マリアンとトム・レイクの恋バナは…怪しいとは思っていたが…。最後はトムを(昨日のアカデミー賞のウィル・スミスばりに)平手打ちをして打ちのめして欲しかったわ。こちらも鼻息が荒くなった。ジュリアン・ソレルか。ああいう男には消えて欲しい。自滅してほしいね。しかしもちろんシーズン2にも出てきそうだ。(余談ですけど私は昨日のウィル・スミスは超最高かっこいいと思う。奥さんを守った男の中の男だわ。『Drive My Car』おめでとうございます)
それからペギー・スコット。正直な話ペギーの存在は少し無理があると思った。(ハリウッド的に)ポリコレの箱をチェックするために無理に押し込んだキャラかと思う。もちろん優秀な彼女が問題だということではない。当時から米国にはブラック・エリートと呼ばれる人々が存在し、彼女のような優秀な女性が当時のアメリカで認められていた歴史があったこと(e.g.: 学校の先生で小説家のJulia C. Collinsなど)を知る事ができたのはよかった。彼女の話だけで別のドラマがつくれますね。
見所は、新興の成金・鉄道王/railroad tycoon のジョージ・ラッセル/George Russell が、いかに旧家+名家ばかりで排他的なニューヨークのビジネス界に切り込むのか、そして彼の妻 Bertha Russell がいかに排他的で堅苦しいアッパーな女性達の奥様社交サークルに切り込んでいくのか。
元々の『Sex and the City』は、1998年から2004年までの6シーズン。当時のニューヨークの30代半ばの裕福な女性達の日々を描いて大人気だったドラマ。主演のサラ・ジェシカ・パーカーが1965年生まれなので、メインの4人の女性達もだいたいそれぐらいの年齢…2000年頃の時点で皆35歳前後だろうか。
このドラマのエグゼクティブ・プロデューサーはライアン・マーフィー他。またエグゼクティブ・プロデューサーとメインのライターに Sarah Burgess。そしてモニカ・ルインスキーさんご本人がプロデューサーとして参加。彼女側のストーリーが描かれている。
------------------------------------------------------------------ based on the book “A Vast Conspiracy: The Real Story of the Sex Scandal That Nearly Brought Down a President” by Jeffrey Toobin.
Executive producer: Scott Alexander
Executive producer: Larry Karaszewski
Executive producer: Ryan Murphy Executive producer/writer: Sarah Burgess Co-producer: Monica Lewinsky
CAST
------------------------------------------ Sarah Paulson as Linda Tripp Beanie Feldstein as Monica Lewinsky Annaleigh Ashford as Paula Jones
Edie Falco as Hillary Clinton Clive Owen as President Bill Clinton
Dan Bakkedahl as Kenneth Starr Darren Goldstein as Jackie Bennett Colin Hanks as Mike Emmick