能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2019年6月16日日曜日

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ/Godzilla: King of the Monsters』(2019):アタマ悪すぎ 3点



トレイラーはかっこいいのにねぇ

 
 
 
-----------------------------------------------------------------------------
Godzilla: King of the Monsters2019年)/米・日/カラー
132分/監督:Michael Dougherty
----------------------------------------------------------------------------- 



こういうSF系(怪獣ですけどね)の映画は、嘘/ファンタジー以外の部分を出来るだけ本物らしくするのがいい。嘘/ファンタジーが引き立つからです。この映画も大変なお金をかけて嘘(怪獣)を描いている映画なわけで、怪獣以外の人間や科学の話は出来るだけ真面目にやって欲しかった。大人の鑑賞に堪えうるように。

まぁそういうわけでダメでしょうこの映画。頭悪すぎ。茶番。子供だまし。雑。残念だな。もったいないねぇ。せっかくお金をかけてるのにね。


●いいところ

怪獣がCGのハリウッド仕立てになったのは見ものでした。しかしもう少し怪獣の全体像を見せて欲しかった。怪獣がよく見えなかった。登場人物達を最初の20分ぐらいで全部始末して怪獣を全編見せてくれたほうがいい。ケンさんがハリウッド式「ゴッジラ」と言わずに最後まで「ゴジラ」と発音していましたね。


●罵詈雑言をあびせるコーナー 

この映画は、個人的に大変気分が悪くなった場面があったので(後述)それが低評価の一番の理由です。しかしまずはそれ以外の問題から。

★ネタバレ注意

まずあの頭のおかしいお母ちゃんが、娘の前でお父さんを死の危険に晒してキングギドラを解き放つ。そして「人間が多すぎて地球に悪いから、怪獣が全部ぶっ壊せば地球のためになるのよー」と言って怪獣をうじゃうじゃ目覚めさせる(実はキングギドラさんの陰謀なんですけど)それで世界中の何千万人が死んじまっても平気なのね。

…誰この脚本書いたの?

「自然には人間の存在が一番悪い」というエコの「究極の理屈」はわかるけれど、それを言っちゃあおしまいでしょう。基本的なルール違反。それをやらないでこういう問題を解決するのが映画なのに…。だからお母さんのキャラがただ頭のおかしい人になってる。最初からなんだこれはと呆れる。

アクションも雑。メインの人達は子供も大人も巨大怪獣がガオガオやっている真下をうろうろしてるのに、かすり傷一つ負わない。リアリティ無さすぎ。

設定も雑。登場人物達が遠くの場所へ移動するのが異様に速い。ワープしてるのかな?中国から南極に飛んでボストンまで移動してるのに、移動が一瞬だから誰が何処にいるのかわからなくなる。混乱する。もっと現実味があるように話をまとめればいいのに。

怪獣も雑。そういえばラドンはマグマの中から生まれてあれだけ自分から火を吹いてるのに、人間がミサイルを撃ち込んでも効き目は無いですよねぇ。ちょっと痒いくらいかな。

この映画は、台詞が全くわからない方が楽しめますよね。耳栓をして見たほうがいい。脚本がゴミで救いようが無い。あんな脚本で製作のGOサインが出るんだからハリウッドも落ちたもんだ。あきれてものも言えない。


…そんなわけですこーしづつ呆れていたわけですが、とどめはケンワタナビッ!もちろんケンさんのせいではない
 
怒り心頭っ!

こらハリウッドッ!

日本人に原爆を持たせて特攻させるなよ馬鹿

せめて誰かケンさんを止めろよ。
もうやめてくれよ。最低。何と無神経な。

ダメですね。許しがたい。いや実はケンさんが小さい潜水マシンに乗り込んだ時はそのまま突っ込むのかと思い、うわー人間魚雷までやらせるのかと思いましたもん。

日本を馬鹿にするのもいいかげんにしろよ
馬鹿ハリウッド

…と思ったらケンさんはゴジラまで歩いていったんですけどね。あ…特攻じゃなくて自己犠牲で放射能ゴハンをあげにいったんでしたっけ?

いやー呆れましたねぇ。ああいうものを見るとアメリカと日本の歴史と核に対する意識は決して歩み寄ることはないと思いますね。絶望しかない。

ハリウッドの奴らは今でも
「ゴジラでしょ、原爆でしょ、特攻でしょ、日本人にやらせれば丁度お似合いじゃんけけけけけけけけ」なんてアイデア出しをしてるんだろうなーと思えたのだわ(アメリカにはそういう奴らが結構いる)。ものすごーく気分が悪い。

ムナッ○悪い。最低。

そこから全てが頭にきて全然楽しめなかった。


登場人物の皆様、生き返ったゴジラで放射能バリバリに浴びてよく死にませんね。平気なのかな?あ、そうか…放射能を浴びれば自然が蘇る…などというファンタジーなお話でしたっけ?

あれほど大切な怪獣操りマシン「オルカ」を子供が一人で盗み出して(警備員どこ?)、徒歩でスタジアムまでトコトコ出かけてスピーカーで音を出したら…それ世界中の怪獣に届くんですか?そこにギドラが襲ってきても子供は走って逃げられるのね。すごいねぇ。

しかしお母ちゃん、繰り返すけどあなたのせいで世界中の人が何千万人と死んどるんだわ。どうすんのよ。なんか腹が立ってさ。もう見てられねーよ馬鹿ハリウッド。

そう思ったら、元々日本で生まれた怪獣達がぐちゃぐちゃになって戦っているのを見て悲しくなった。もうやめてください。かわいいモスラも死んじゃったしね。キングコングのやつは見ないよ。

馬鹿ハリウッドが作ったゴミ映画。頭悪すぎ。10点満点の3点。
ケンさん、あんな馬鹿なシリーズ、もう降りていいと思います。